通信制限がかかるとLINEは届かない?電話やメールはできる?
通信制限がかかるとLINEは届かない?電話やメールはできる?
スマホの通信制限とは、契約している毎月のデータ容量を使い切った時に、大幅に通信速度が低下してしまうことです。
LINEのメッセージ機能はあまりデータ量を必要としないため、通信制限がかかってしまった状態でも、文字のやりとりは問題なく行うことができます。
一方で画像の送受信やビデオ通話などの一部の機能は、スムーズにできないためストレスに感じてしまう可能性があります。
この記事では、
- 速度制限中にLINEアプリでできること・できないこと
- LINE PayなどQRコード決済はできるのか?
- 通信制限中でも快適にLINE機能を使う方法
について解説していきます。
通信制限がかかるとどれくらい遅くなる?
まずスマホの通信速度について簡単にご説明します。
スマホやインターネットの通信速度は「bps(ビーピーエス)」という単位で表され、値が大きければ大きいほど、通信速度は速くなります。
「bps」は、1秒間に何bit(ビット)のデータを転送できるかを表したものです。
通信速度は、数字が大きくなるごとに
- 1,000bps=1Kbps(キロビーピーエス)
- 1,000Kbps =1Mbps(メガビーピーエス)
- 1,000Mbps = 1Gbps(ギガビーピーエス)
と、呼び方が変わってきます。
馴染みのない方だと「どれくらいの速度なら快適なのか」あまり想像できませんよね。
具体的な例を挙げると、通信容量の大きいYouTubeでの動画視聴(中画質)は、1Mbpsで快適に視聴できると言われています。
格安SIMの多くは、通信制限がかかると回線速度が「128Kbps」や「200Kbps」いった低速通信になります。
1Mbpsを大幅に下回ってしまうため、動画の読み込みにかなり時間がかかってしまいます。
通信制限中でもLINEは使える
動画の視聴などで月々の通信容量を超えてしまった場合は、次の日から通信制限がかかり低速通信となります。
通信制限中でもLINEアプリ自体を使うことはできますが、機能が制限されてしまう場面もあるので、詳しく解説していきます。
メッセージのやりとりは問題ない
速度制限がかかった状態でも、下記の機能は通常の通信速度と同様に利用できます。
- LINEトーク(文字のみ)
- LINEの音声通話
ただし、時間帯や使用状況によって接続が悪くなってしまう可能性があるので、この限りではありません。
ビデオ通話は難しい
通信制限がかかり低速通信(128~200kbps)になった場合、LINEのビデオ通話は画像が荒くなったり、動きがカクカクになったりするので通常通りとはいきません。
通話の途中で強制的に終了してしまうこともあるので、注意しましょう。
LINEニュース・その他機能は難あり
LINEニュースやタイムライン(VOOM)、スタンプショップなどの機能も、データ量が多いため読み込みに時間がかかってしまいます。
「5分以上待ってもずっと読み込み中」、「更新できませんでした」などのエラー表示が出ることが多くなるので、快適には使えないでしょう。
通信制限中はLINE Payの立ち上げが遅くなる可能性がある
通信制限中は、LINE PayやPayPayなど「QRコード決済」の立ち上げが少し遅くなってしまう可能性があります。
普段からQRコード決済を利用する方は、通信制限がかからないように気を付けておきましょう。
QRコード決済が利用できなかった時のために、他の支払い方法も用意しておくと安心です。
通信制限中でもLINEの全ての機能を快適に使う方法
通信制限中でもLINEのすべての機能を使うには2つの方法があります。
- Wi-Fiを利用する
- 容量の追加購入
Wi-Fiを利用する
月の途中で容量を使い切ってしまい通信制限がかかった場合でも、Wi-Fiに接続した時の通信速度は影響を受けません。
Wi-Fiに接続してスマホを利用することで、LINEだけでなくインターネット通信を必要とするほぼすべての機能を快適に利用できます。
容量追加購入
契約中のデータ容量を使い切り、通信制限がかかってしまった場合でも、容量を追加購入することですぐに高速通信に移行されます。
例えば「OCN モバイル ONE」の場合、容量追加オプション(税込550円)の申し込みで、速度制限をすぐに解除できます。
コース | 申し込み方法 | 追加容量 | 料金 | 利用期限 |
---|---|---|---|---|
新コース | OCN アプリ経由 | 1.0GB | 550円(税込) | 申し込みから3カ月 |
上記以外 | 0.5GB | |||
新コース以外(日次・月次) | OCN アプリ経由 | 0.5GB | ||
上記以外 | 0.5GB |
MVNO各社それぞれ容量追加プランがあるので、必要に応じて追加オプションの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
毎月のように速度制限にストレスを感じている方は、プランの変更も検討してみましょう。
OCN モバイル ONEの新コースは通信制限が2段階
OCN モバイル ONEの新コース(2019年11月20日に新設)では、通信制限が2段階あります。
第一段階では、契約データ容量超過後は低速通信(最大200kbps)に移行します。
第二段階では、低速(節約モードONの場合を含む)での通信量が基本通信容量の半分を超えると、200kbpsよりもさらに遅い通信速度制限が適用されます。
例えば「3GB/月コース」の場合、
- 基本容量3GBまで・・・高速通信
- 3GBを超過後1.5GBまで・・・200kbps(第一段階)
- トータル4.5GB超過後・・・60kbps(第二段階)
60kbpsは、かなり遅い印象ですがOCN モバイル ONEには次に紹介する「バースト転送機能」がついています。
OCN モバイル ONEならバースト機能でLINEも快適に使える
「OCN モバイル ONE」には、バースト転送機能があり低速通信でも快適に利用できる工夫がされています。
バースト転送機能とは、低速通信時でも通信を開始してから一定量(150KB)は高速での通信が可能になる機能です。
バースト転送機能があると、低速通信時でも初速が速いので、たとえ通信制限がかかっていても、Webページの読み込みやSNSの閲覧がしやすくなります。
通信制限中にできること・できないこと
ここからは、スマホの通信制限がかかった低速の状態で「できること・できないこと」をご紹介します。
通信制限中にできること
通信制限がかかり、低速通信(128~200kbps)になった時でも以下の機能はスムーズに使用できます。
- メール(文字のみ)の送受信
- LINEのトーク(文字のみ)
- 文字中心のニュースの閲覧
- オフラインで使えるアプリ
- インターネット通信を行わない通話
これらはスマホの速度制限を受けていても、問題なく利用できます。
通信制限中にできないこと
次は、通信制限中に低速通信(128~200kbps)で利用するのが難しい機能を抑えておきましょう。
- ×容量の大きい動画視聴
- ×動画・画像の送受信
- ×アプリのインストール
- ×通信容量の大きいゲーム
- ×Google マップ
通信制限がかかると、データ容量の大きい通信に時間がかかってしまいます。
読み込みに数分かかったり、エラーが出たりしてしまうため、上記で紹介した機能は低速通信時の利用は控えたほうが良いでしょう。
普段から動画の視聴やGoogle マップをよく利用する方は、通信制限に注意が必要ですね。
まとめ
スマホの通信制限がかかり、低速になった場合でもLINEトークは通常と大差なく利用できます。
ただし、下記のような機能は「読み込みに時間がかかる」または「通信エラー」になってしまう可能性があります。
- 画像や動画の送受信
- ビデオ通話
- LINEニュースの閲覧
- スタンプのダウンロード
Wi-Fiに接続するか、容量の追加購入で快適に利用しましょう。
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