通信制限を確認する方法と通信制限を防ぐ解決策とは？
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通信制限を確認する方法と通信制限を防ぐ解決策とは？
急に通信スピードが遅くなった、動画が見られなくなった、今どれくらいデータ通信を使用しているのか知りたい。
この記事ではそういった方に向けて、通信制限やデータ使用量を確認する方法はもちろん、通信制限がかかる前の対処策および通信制限がかかった後の解決策までを具体的に解説していきます。
今すぐできる対処法・解決策もいくつか紹介していますので、この記事を参考に対応してみてください。
通信制限は毎月のデータ使用量の上限を超えると起こる
そもそも通信制限はどのようにして起きてしまうのか、知らない方はもちろん、理解している方も振り返りの意味も含めておさらいしていきましょう。
通信制限とは、通信事業者（携帯キャリア）などと呼ばれる事業者との契約に基づいたデータの使用量が、その契約上限を超えた時に起きるものです。
通信事業者との契約においては、月々500MB・1GB・3GB・10GB・20GBなど、基本的にさまざまな通信容量プランが用意されています。このプランで定められた使用量を超えてしまうと契約上限を超えたということになり、通信速度が低下してしまいます。
どれくらい通信速度が低下するかは通信事業者や契約プランによってさまざまですが、データ送受信時で最大128kbps・300kbps・1Mbpsなどが一般的になっています。
また、通信事業者によっては、朝や夜の一部時間帯など回線が混雑する時間において一時的に通信制限をかける場合もあります。これは、回線全体の品質を保つために行われるもので、混雑がなくなると緩和されるような仕組みになっています。
さらに、通信事業者によっては一定の期間において通信制限を設ける事業者やプランなどがあります。例えば、「1日で1GB以上の使用」「3日で10GB以上の使用」などが多いです。
このように、通信事業者や契約プランによってさまざまな通信制限の仕組みが設けられています。
通信制限がかかったまま使ってもいいの？
通信制限がかかった状態（通信速度が低い状態）でもデータを使用し続けて問題はありません。
追加で費用が発生することはなく、通信制限がかかった状態でもずっとデータは使用できます。
基本的には、翌月1日になればデータの使用量がリセットされて元の通信速度に戻るため、通信制限がかかってしまったのが月末などであれば翌月になるまで待つという方も多いです。
ただし、上述したように通信事業者やプランによってはデータ送受信時で最大128kbpsまで通信速度が落ちる場合もあり、この状態だとメールやLINEなどのテキストの送受信程度しかできない場合がほとんどのため、ストレスを感じやすくなります。
そういったストレスを感じずにデータを使用したい方は、後ほど解説する方法をお試しください。
毎月のデータ通信量を確認する方法
では、具体的に毎月のデータ通信量を確認する方法を、iPhoneとAndroidの場合で解説していきます。
iPhoneの場合
iPhoneの場合、「設定」→「モバイル通信」に移動し、下部にある「モバイルデータ通信」の項目を見ると、どのアプリでどれくらいデータ通信を使っているかが分かるようになっています。
ここを見れば、自分がどのアプリで最もデータを使用しているかが一目瞭然です。
ただし、iPhoneの場合はひとつ注意点があります。iPhoneの「モバイルデータ通信」項目は累計のデータ通信量が表示される仕組みになっているため、毎月月初にこの累計のカウントをリセットする必要があります。
「統計情報をリセット」というボタンがあるので、こちらを押すとデータ通信量のカウントがリセットされます。
こういったマニュアル操作が必要な点は、ひとつのデメリットです。
Androidの場合
次に、Androidの場合です。
Androidの場合は、「設定」→「接続」→「データ使用量」に移動し、「モバイルデータ通信量」を開きます。
そうすると、データ通信量が日別・週別・月別でも見られるようになっています。
携帯によっては少し仕様が異なる場合もありますが、基本的にiPhoneよりも通信量の確認はしやすい場合が多いようです。
通信制限がかかる前にできる対処策
では次に、通信制限がかかってしまう前にできる事前の対処策を5つ紹介していきます。これらの対処策を実行し、無駄な通信コストをなるべくかけないようにしていきましょう。
省データモードをオンにする
省データモードとは、簡単に言うとデータの通信量を節約してくれる機能です。
よほど古い携帯でなければ、基本的にこの機能はどの携帯にも付いています。
iPhoneの場合、「設定」→「通信のオプション」→「データモード」→「省データモード」をONにします。
Androidの場合、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「データセーバー」をONにします。
データ通信の無駄使いが気になる方は、この機能を活用しましょう。
モバイルデータ通信をオフにする
モバイルデータ通信をオフにすると、3G・4G・5Gなどのデータ通信が完全にできなくなります。
これは、データ通信の節約機能である省データモードとは異なり、完全な電源オフのようなイメージです。
Wi-Fi環境がある場所などであればネットワークは使えるため、そういった場所ではモバイルデータ通信をオフにすると無駄使いが防げます。
iPhoneの場合は、「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」をOFFにします。
Androidの場合は、「設定」→「無線とネットワーク」→「データ通信量」→「ネットワークアクセス」でモバイルデータ通信をOFFにします。
できるだけWi-Fiを使う
少し前述しましたが、Wi-Fi環境があればテキストや動画視聴などネットワークは使えるため、Wi-Fi環境では基本的にWi-Fiのみを使用するとデータ通信量の節約ができます。
バックグラウンド機能をオフにする
バックグラウンド機能とは、アプリなどが起動していない（使っていない）状態でも常に更新・アップデートや情報取得を行ってくれる機能です。
これは便利な反面、データを勝手に使用してしまうというデメリットもあります。
データ通信を抑えたい方は、この機能をオフにしておきましょう。
iPhoneの場合、「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」でOFFにします。
Androidの場合、「Playストア」アプリ→「設定」→「アプリの自動更新」で「Wi-Fi経由のみ」、あるいは「アプリを自動更新しない」を選択します。
位置情報サービスをオフにする
位置情報サービスは、GPSで現在地を示すことができる機能です。こちらも常時オンにしているとデータ通信を使ってしまうため、不要な方や節約したい方はオフにしておきましょう。
iPhoneの場合、「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」でOFFにします。
Androidの場合、「設定」→「ユーザー設定」→「位置情報アクセス」でOFFにします。
通信制限がかかった後の解決策
では最後に、通信制限がかかってしまった後の解決策を2つ解説します。
通信制限が解除される翌月まで待つ
少し前述しましたが、通信制限は基本的に翌月になるとデータ通信量が0にリセットされます。
ですので、月の後半や月末になって通信制限がかかってしまった場合、通信速度が遅くなっても翌月まで待てるのであれば待った方が追加費用もかからずに済みます。
通信制限中はスピードが遅くなりますが、どれだけデータを使っても追加費用は発生しません。
テキストの送受信で十分な方は、通信量が0にリセットされるまで待つのが賢明です。
通信容量を追加またはプラン変更する
翌月まで待てないという方は、通信事業者から通信容量を追加で購入することもできます。500MB・1GB・3GBなど、購入プランが複数ある場合もありますし、500MBごとのみなどの場合もあります。
ただし、追加購入の場合は割高になってしまうケースが多いので、1日およびひと月に自分がどれくらいデータ通信を使っているのかしっかり把握しておくと、最適な契約プランや通信事業者を選びやすくなります。
また、月の途中で契約プランを変更できる場合もあるため、通信事業者に確認してみましょう。
まとめ
通信制限は、通信事業者との契約に基づいたデータの使用量が、その契約上限を超えた時に起きるものです。通信制限中は通信速度が落ちてしまい、テキストの送受信程度しかできなくなってしまいます。
通信制限がかかる前にデータを節約する方法は、
- 省データモードをオンにする
- モバイルデータ通信をオフにする
- できるだけWi-Fiを使う
- バックグラウンド機能をオフにする
- 位置情報サービスをオフにする
以上5つです。
一方で、通信制限がかかった後の解決策は、
- 通信制限が解除される翌月まで待つ
- 通信容量を追加またはプラン変更する
以上の2つです。
一番のポイントは、自分は毎月どれくらいデータ通信量が必要なのかをしっかり把握し、賢く通信事業者やプランを選択することです。
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