通信速度が遅い原因は？通信量の確認・通信制限を解除する方法を解説
通信速度が遅い原因は？通信量の確認・通信制限を解除する方法を解説
スマホを利用するなら、快適な通信速度でインターネットを楽しみたいところ。
しかし、ときには「画像が送れない」「動画が途中で止まってしまう」というように、通信の遅さが気になることもありますよね。
また、インターネットをたくさん使った後に気になるのが「速度制限」。
月末まで快適にスマホを利用するためにも、月々の通信量を確認する方法や、制限がかからないようにスマホを使うコツなどをチェックしていきましょう！
通信速度とは
「通信が遅い」「ダウンロードが速い」と感じることがあるように、通信には速度があります。
まずは通信速度の種類などを知っておきましょう。
通信速度の単位とは
通信速度は、1秒あたりに送受信できるデータ量を示す「bps」という単位で表します。
この数値が大きくなるほど速度が上がり、1000bps=1Kbps、1000Kbps=1Mbpsと単位が変わります。
通信速度の上り／下りとは
通信速度の種類には「上り」と「下り」があります。
上りとは、メッセージの送信、SNSの投稿など、データをアップロードする場合の速さを表したもの。
一方、下りはメールの受信、SNSの閲覧、動画や音楽の再生など、データをダウンロードする場合の速度をいいます。
「ping値」とは
「ping値」とは、インターネットの反応速度を示したもの。
素早さが求められるようなオンラインゲームを遊ぶ際に重視されていて、ping値が低いほど反応が速くなります。
通信速度の計測・確認方法
通信速度が低いときや、時間帯別の速度を知りたいときなどに試したいのが、通信速度の計測。
以下の方法で調べることができます。
Google検索でスピードテストをする方法
通信速度を調べる最も簡単な方法がこちら。
Googleの検索窓に「スピードテスト」と入力すると、リアルタイムの速度が分かります。
検索結果の最上部にある「速度テストを実行」をタップすると、数秒待つだけで上り／下り速度が表示されるはず。
スマホアプリで通信速度を計測・診断する方法
スマホの通信速度を調べるなら、「スピードテスト」アプリを活用するのもいいでしょう。
ウェブサイトで検索しなくても、アプリを起動するだけで上り／下り速度を簡単に調べられます。
通信が遅い原因とは
「動画が途中で止まる」「ウェブサイトの読み込みに時間がかかる」など、いつもと同じような環境や使い方をしているのに、通信速度が低下していると感じることがあるでしょう。
その原因をいくつか挙げてみました。
スマホやPCが原因の場合
アプリの情報処理に端末の性能が追いつかなくなることで、通信速度が低下することがあります。
バックグラウンドでアプリをたくさん起動していると、情報処理に時間がかかってしまうため、不要なアプリはこまめに終了しましょう。
また、端末が古くなっている場合も処理が追いつかず、パフォーマンスの低下につながります。
インターネット回線が原因の場合
アクセスが集中する昼間や夜の時間帯は、通信速度が落ちてしまうことがあります。
また、人が多い場所でも同様。
たくさんの人が同時にインターネット回線を利用する場所では、通信しにくくなることも。
ルーターが原因の場合
ルーターなどの接続機器が故障したり、エラーが起きたりすると、インターネットにうまく接続できなくなる場合があります。
無線ルーターが遅いと感じたら、LANケーブルを使った有線接続に切り替えるのもオススメ。
有線接続時のみ通信速度が改善するなら、ルーターに問題がある可能性も考えられます。
通信量を確認する方法
スマホの通信量をどのくらい使用しているのか、把握できていますか？
通信量を確認方法はとても簡単。
スマホの「設定」アプリを活用することで、毎月消費しているデータ通信量が分かります。
Androidでデータ通信量を確認する方法
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「インターネット」をタップ
- 通信会社名の横にある歯車のアイコンをタップ
- 上部に表示されているデータ使用量を確認
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「モバイルデータ通信」をタップ
- 「現在までの合計」を確認
Androidは使用している端末によって表示方法が異なりますが、同じような手順で確認できるはず。
なお、ここに表示される数字は端末で記録された情報なので、実際の使用量と異なる場合があります。
あくまでも目安として確認するのがいいでしょう。
iPhoneで通信量を確認する方法
「モバイルデータ通信」内にある「現在までの合計」にて使用量の確認が可能。
ただし、毎月データのカウントをリセットする必要があります。
請求締め日の翌日にリセットすれば、残りのデータ通信量が分かりやすいのでオススメです。
データ通信量を節約する方法
契約しているデータ通信量を超えると、スマホの通信速度が制限されます。
制限がかかると通信速度は最大128Kbpsに低下。
動画をスムーズに再生できなかったり、写真を送信するのに時間がかかったりすることも。
そこで、データ通信量を節約するなら以下のポイントに注目！
Wi-Fiを利用する
Wi-Fiに接続していればデータ通信量を消費しないため、動画や音楽を視聴し放題。
特に、画像や動画のような大容量のデータをやり取りする際は、Wi-Fiに接続した状態で作業することをオススメします。
アプリの自動アップデートをオフにする
アプリの自動更新をオンにしているとWi-Fiがない場所でも自動でアップデートが行われるため、データ通信量をたくさん消費してしまう可能性があります。
Androidの場合は「Google Play」アプリの設定でオフに。
iPhoneの場合は、「設定」アプリ内の「App Store」にて「自動ダウンロード」をオフにできます。
アプリのバックグラウンド通信を停止する
アプリのバックグラウンド通信とは、アプリを使っていない間にもデータを送受信して、常に最新の状態を保ってくれる機能のこと。
バックグラウンド通信はとても便利な反面、データ通信量が消費されやすくなるデメリットも。
使用しないアプリはこまめに閉じておくのがオススメです。
同期機能をオフにする
「Googleアカウント」のように別の端末とデータを同期してくれる機能があるアプリにも注意が必要。
「自動同期」がオンになっていると、モバイル通信下でもデータ通信が行われている可能性があるため、設定を見直しておくといいでしょう。
位置情報をオフにする
地図アプリやゲームなどで、位置情報サービスを利用することがあるはず。
しかし、位置情報機能をオンにしていると、現在地を読み取るために通信を行うことがあります。
節約のためにも、位置情報が不要なアプリは設定をオフにしたいところです。
YouTubeなど動画アプリの画質設定を下げる
YouTubeやTVerなどの動画視聴アプリは、高画質になればなるほどデータ通信量が増加します。
Wi-Fiに接続していないときは、なるべく低画質設定にしましょう。
SNSの動画自動再生をオフにする
SNSの動画再生を「自動」設定にしていると、データ通信量を大量に消費してしまう可能性も。
データ通信量を節約するなら、アプリ内の設定で「Wi-Fi利用中のみ自動再生する」という内容に変更すればOK。
通信制限を解除する方法
月末が近づくと「通信制限」がかかってしまうことがあるはず。
スマホの通信制限は解除することができるのでしょうか。
通信制限とは
契約プランごとに決められたデータ通信量を超過すると、スマホの通信速度が低下してしまいます。
制限がかかると動画を快適に視聴できない、写真を送信するのに時間がかかるといった問題が起きるため、なるべく避けたいところです。
通信制限を解除する方法
各携帯会社のマイページにアクセスすることで、通信量を追加購入することが可能。
1GB単位で必要な容量が選べるため、追加後は通常の速度でインターネットが楽しめるように。
また「よく通信制限になる」という人は、契約プランが合っていないかもしれません。
毎月使用している通信量を振り返り、料金プランを見直してみてはいかがでしょうか。
まとめ
スマホの通信速度は場所や時間帯によって変わるもの。
速度を調べたいときはGoogle検索やアプリを活用してみましょう。
また、通信制限がかからないか気になる場合は、「設定」アプリを活用してデータ通信の使用量を確認しつつ、節約も心掛けたいですね！
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