通信制限中でも動画は見れる?見れない?ギガ節約の方法とは
通信制限中でも動画は見れる?見れない?ギガ節約の方法とは
通信制限がかかってしまって動画が見られない。そんな時はストレスも溜まってしまうかと思います。
では、通信制限中でも動画を見ることはできるのでしょうか?
また、何GB(ギガバイト)の通信容量があれば動画視聴がスムーズにできるのでしょうか?
この記事では、そんな動画視聴に関する疑問にお答えしていきます。
また、そもそもの「GB(ギガバイト)」の定義や、各GBで視聴できる動画時間、さらにはGBの使用を節約する方法から通信制限を解除する方法まで、幅広く解説していきます。
動画の通信制限全般が気になる人は、ぜひ本記事を参考に基礎知識を勉強してみてください。
そもそもGB(ギガバイト)とは?
ではまず、そもそもの通信容量(データ量)の単位であるGB(ギガバイト)について簡単に解説をしていきます。
GB(ギガバイト)を説明するにあたって、まずはデータ量の最小単位である「バイト(Byte)」の単位を知る必要があります。
「1バイト」は、半角英数文字1文字のデータ量です。1024バイト=1キロバイト(KB)であり、それ以降は1024キロバイト=1メガバイト(MB)、1024メガバイト=1ギガバイト(GB)というように、データ量の単位が大きくなっていきます。
単位が1024ごとで中途半端な理由は、1024は2の10乗であり、二進法の観点で考えるとキリが良い数字であるため、データ量は1024の単位となっているのです。
何GBあれば十分に動画視聴ができるのか
GB(ギガバイト)の単位とデータ量が理解できたところで、次は具体的に何GBでどれくらい動画視聴ができるのか、おおよその数値をお伝えしていきます。
現在スマホの通信プランでは月々○GBという契約がほとんどかと思いますが、この項目を見れば自分が毎月どれくらいの動画視聴ができるかの目安がわかります。
1GBで視聴できる動画時間
ではまず、1GBのデータ量でどれくらいの動画視聴ができるのかを見ていきます。
一般的に、1GBあれば1〜3時間の動画視聴をすることが可能です。
視聴時間に1〜3時間と差があるのは、動画の再生画質によって必要なデータ量が変わるためです。
画質が360pであれば約3時間、480pで約2時間、720pであれば約1時間の動画再生が可能です。
分かりやすく表でまとめます。
画質 | 1GBで再生できる視聴可能時間 |
---|---|
360p(低画質) | 3時間 |
480p(標準画質) | 2時間 |
720p(高画質) | 1時間 |
以降は、簡潔に表で解説していきます。
3GBで視聴できる動画時間
3GBで視聴できる動画時間は、3〜9時間程度です。
画質 | 3GBで再生できる視聴可能時間 |
---|---|
360p(低画質) | 9時間 |
480p(標準画質) | 6時間 |
720p(高画質) | 3時間 |
5GBで視聴できる動画時間
5GBで視聴できる動画時間は、5〜15時間程度です。
画質 | 5GBで再生できる視聴可能時間 |
---|---|
360p(低画質) | 15時間 |
480p(標準画質) | 10時間 |
720p(高画質) | 5時間 |
10GBで視聴できる動画時間
10GBで視聴できる動画時間は、10〜30時間程度です。
画質 | 10GBで再生できる視聴可能時間 |
---|---|
360p(低画質) | 30時間 |
480p(標準画質) | 20時間 |
720p(高画質) | 10時間 |
20GBで視聴できる動画時間
20GBで視聴できる動画時間は、20〜60時間程度です。
画質 | 20GBで再生できる視聴可能時間 |
---|---|
360p(低画質) | 60時間 |
480p(標準画質) | 40時間 |
720p(高画質) | 20時間 |
以上が、各GBの動画の視聴可能時間です。
通信制限がかからないようにするためには、自分が月にどれくらい動画を視聴しているのかをまずは把握し、必要なGB数を認識することが大切です。
通信制限がかかると動画は見れる?見れない?
では次に、通信制限がかかっていても動画は見れるのか、見れないのか、解説していきます。
また、後半では、通信制限中でもできること・できないことも併せて簡単に解説します。
通信制限中は基本的に動画視聴できない
早速結論ですが、通信制限中は基本的に動画視聴ができません。
たとえ低画質再生であっても視聴は難しくなります。
その原因は通信速度にあり、月々のデータ使用量が上限に達して通信制限がかかると、たいていの場合はデータ送受信時で最大128Kbps程度まで通信速度が制限されてしまいます。
ストレスのない快適な動画再生に必要な通信速度は、最低でも700Kbps前後と言われています。
そのため、通信制限中の動画視聴はかなり厳しいと考えておきましょう。
参考に、スマホで各コンテンツや目的に必要な通信速度の目安をまとめています。(上りスピード=アップロードの速さ、下りスピード=ダウンロードの速さです)
目的・コンテンツ | 上りスピード | 下りスピード |
---|---|---|
メールやLINE | 1Mbps | 128Kbps〜1Mbps |
SNS・Webの閲覧 | ― | 1Mbps〜10Mbps |
写真 | 3Mbps以上 | 1Mbps |
動画 | 10Mbps以上 | 0.7Mbps〜20Mbps |
ウェブ会議 | 1Mbps〜2Mbps | 10Mbps〜30Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps以上 | 30Mbps〜100Mbps |
「以上」と記載している部分は、コンテンツのデータ量によって大きく変動します。また、1Mbps=1,000Kbpsです。
通信制限中でもできること
上記した表を参考にすると、データ送受信時で最大128Kbpsまで通信制限がかかっても、メールやLINEの送受信は可能なことが分かります。
ただし、これはテキストのやり取りの場合であり、写真や動画などのデータを送受信する場合は厳しくなります。
通信制限中はできないこと
同じく上記した表を参考にすると、データ送受信時で最大128Kbpsまで通信制限がかかるとほとんどのことができないことが分かります。
写真や動画の送受信はもちろん、ウェブ会議やオンラインゲーム、SNSやインターネットの閲覧もスピードが遅すぎて厳しくなります。
動画視聴時にギガ消費を節約する方法
では次に、動画視聴する際にギガ(データ量)の使用を節約する方法を具体的に解説していきます。
データ量は、賢く節約していきましょう。
画質を落として再生する
先ほども、画質を落として動画を再生するとより長く動画を視聴することができるとお伝えしました。
画質をできるだけ落として再生することで、ギガの消費は節約することができます。
Wi-Fiをフル活用する
Wi-Fi環境で動画を再生すると、ギガは消費しません。
ですので、Wi-Fiがある場所では積極的にWi-Fiを使用して動画を再生しましょう。
データ使用量の上限を気にすることなく楽しむことができます。
ダウンロードして動画を楽しむ
動画は、あらかじめデバイス上にダウンロードしてオフラインで再生できるアプリやサービスもあります。
こちらも、Wi-Fi環境であらかじめ見たい動画をダウンロードしておくことで無駄なギガ使用を控えることができます。
アプリではなくブラウザで動画視聴する
動画は、アプリで見られる場合もあればGoogle Chromeなどのブラウザで見られる場合もあります。
実は、一般的にアプリよりもブラウザ再生の方が動画視聴時のギガ消費は低くなるとされており、ブラウザで動画を見ることを心がけることでもギガの節約ができます。
通信制限を解除する方法
次は、通信制限を解除する方法を簡単に解説していきます。
通信制限がかかったけどどうしても動画が見たい人は、今から紹介する方法で解決できます。
通信制限がリセットされる翌月まで待つ
基本的に通信制限は翌月1日になるとデータ量のカウントがリセットされ、また新たに契約プラン上のデータ上限量まで使うことができるようになります。
ですので、月末に近い場合は翌月になるまで待つというのも一つの選択肢です。
ギガを追加購入する
キャリアによっては、ギガを追加購入して即座に通信制限を解除することもできます。
1GBの少量からでもギガを追加購入できるキャリアが良心的でおすすめです。
OCN モバイル ONEでも、1GBを550円(税込)で追加購入することができます。
まとめ
この記事では、通信制限中でも動画を見ることはできるのかどうか、何GBの通信容量があれば動画視聴がスムーズにできるのかといった動画視聴に関する疑問にお答えしました。
また、「GB(ギガバイト)」の定義や、各GBで視聴できる動画時間、さらにはGBの使用を節約する方法から通信制限を解除する方法まで、幅広く解説しました。
自分に一番合った方法で動画視聴を楽しんでいきましょう。
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