iPhoneストレージの容量を増やすには？いっぱいの容量を減らす方法も紹介

iPhoneストレージの容量を増やすには？いっぱいの容量を減らす方法も紹介

「iPhoneがなんだか重い。新しいスマホなのにどうして！？」「ストレージの空き容量を増やすにはどうしたらいいの？」という現象を経験したことはありませんか？

iPhoneは本体のストレージ容量が決まっているため、購入してから増設することはできません。

そのため、普段活用していないアプリや、キャッシュを削除する、iCloudなどのクラウドストレージにデータを保存するなどして、iPhone本体のストレージ容量を確保する必要があります。

外部ストレージに移動する方法もありますが、USBなど購入するとなるとそれなりにお金も掛かるもの。

iPhoneを軽くしたい、不要なデータはこの機会に整理したいという人は、どれも無料でできる方法なので、ぜひ試してみてください。

こちらの記事では「無料でできる！iPhoneの空き容量を確認する方法と、ストレージの空き容量を増やす簡単な方法10選」をご紹介します。

iPhoneのストレージには、写真やファイル、書類などのデータのほか、キャッシュが含まれています。

キャッシュってなに？

キャッシュとは、今までにアクセスしたウェブサイトや、起動させたアプリなどのデータを一時的に保存しておく仕組みのことをいいます。

再表示する際に、1からデータを読み込む必要がなくなるため、の動作の速度を上げることができます。

読み込みにかかる時間が減るので、通信料を軽減してくれるメリットもありますが、たくさんのアプリのキャッシュが少しずつ溜まっていることで、合計するとそれだけで容量を圧迫している原因になりかねません。

不要なキャッシュデータを削除してストレージから余分なデータを削除しておきましょう。

まずはiPhoneのストレージを確認してみましょう。

自分のiPhoneの中でどのデータが使用領域を多く占めているかを知ることができます。

iPhoneのストレージを確認してみよう

1. ホーム画面にある「設定」アプリを開きます。
2. 「一般」を選択し、「iPhoneストレージ」をタップします。

画面を下にスクロールしてみると、使用領域の多い項目から順番に並んでいるので、どのデータやアプリが、大きな容量を占めているかが一目瞭然です。

iPhoneの使い方は人によって異なると思いますが、ストレージ全体で見ると「app」が一番多く、続いて「写真や動画」が多いのではないでしょうか。

App全体の不要なデータを削除してみよう

「非使用のAppを取り除く」を「有効にする」と、アプリの中身のデータは残ったまま、アプリ本体のみが端末から取り除かれます。

アプリのデータは消えず、アプリ本体のみの削除になるため、必要な時に再度ストアからダウンロードしてくれば再度使用できます。

画面に記載のあるように「書類とデータは保存される」ので、「有効」にしておくのがおすすめです。

「自分のビデオを再検討」を整理しよう

1. iPhoneストレージ画面の上部にある「すべてを表示」をタップします。
2. 「自分のビデオを再検討」が表示されるので、選択します。
3. 不要なビデオを削除しましょう。

この時、iPhoneストレージ画面で削除したデータは、ゴミ箱に入らずにそのまま削除されるので気を付けてください。

一度検討したい場合には「写真」のフォルダのアプリを開いてから削除し、「ゴミ箱」に移動した不要なデータを削除しましょう。

アプリの不要なデータや、キャッシュのデータを削除しよう

続いてアプリごとに蓄積されるキャッシュのデータを削除していきましょう。

Safariのキャッシュデータを削除しよう

1. ホーム画面にある「設定」アプリを開きます。
2. 「一般」をタップし、「iPhoneストレージ」を選択します。
3. 「Safari」を選択します。
4. 「Webサイトデータ」を開き、「全Webサイトデータを削除」をタップします。
   ※キャッシュを削除することでウェブサイトでのログイン情報などもログアウトされるため、Amazonなどログインが必要なウェブサイトでは、再度ログインする必要があります。

LINEのキャッシュデータを削除しよう

LINEには写真や動画を送付できる分、データが溜まっていきがちです。

キャッシュを削除することで、データは軽くなりますが、保存していない写真や動画は保存期間内でもタップして開いたりダウンロードできなくなります。

キャッシュを消す前に、念のためバックアップを取っておきましょう。

LINEのバックアップを取る方法

1. 「ホーム」から「設定」のマークを押し、「トークのバックアップ」をタップします。
2. 初めてバックアップを取る場合には、「今すぐバックアップ」をタップし、6桁のPINコードを入力することでバックアップされます。

この時、「バックアップ頻度」を決めることができるので、自動バックアップされるように設定しておきましょう。

この方法で行うバックアップでは「トーク履歴」は保存されるものの、やりとりした画像データなどは保存されないため、大事な写真や動画などは個別にダウンロードして写真フォルダなどに保存しておきましょう。

バックアップが済んだらいよいよキャッシュの削除です。

キャッシュの削除ができるものは3つ

1. 全トークルーム内のキャッシュ
2. トークルームごとのキャッシュ
3. アルバムのキャッシュ

全トークルーム内のキャッシュを削除する方法

1. LINEの「ホーム」画面の「設定」をタップします。
2. 「トーク」をタップします。
3. 「データの削除」をタップします。
4. 「キャッシュ」をタップし、「削除」を選択すれば完了です。

※同じ画面内にある「すべてのデータを削除」はタップしないように気を付けましょう。
このボタンを押してしまうと、キャッシュだけでなくトーク履歴などのすべてのデータが消えてしまいます。
このボタンで消してしまった場合には、トーク履歴の復元もできないので、十分注意してください。

トークルームごとにキャッシュを削除する方法

1. トーク画面の右上にある三本線をタップします。
2. 「その他」をタップします。
3. 「データの削除」をタップします。
4. 削除したいデータを選び「削除」をタップして完了です。

アルバムのキャッシュを削除する手順は、トークルームごとのキャッシュを削除する手順の1～3までは同じです。

アルバムのキャッシュデータを削除する方法

1. トーク画面の右上にある三本線をタップします。
2. 「その他」をタップします。
3. 「データの削除」をタップします。
4. 「アルバムのキャッシュ」の「削除」をタップして完了です。

画面では「すべての期間」が対象になっていますが、削除する期間を選ぶことができるので、古いデータで不要なものだけを削除したいという場合には期間を選んで削除するようにしましょう。

Twitterのキャッシュデータを削除しよう

1. Twitterのアプリを開きます。
2. 「設定とプライバシ」を選択し、「アクセシビリティ、表示、言語」をタップします。
3. 「データ利用の設定」を選択し、「ストレージ」の「メディアストレージを削除」をタップします。
4. 「ウェブサイトストレージ」もタップし、「ウェブページストレージを削除」または「すべてのウェブページストレージを削除」をタップすれば完了です。

メッセージの不要なデータを削除しよう

1. ホーム画面にある「設定」アプリを開きます。
2. 「一般」をタップし、「iPhoneストレージ」を選択します。
3. 「メッセージ」を選択します。
4. 「上位チャット」や「写真」など保存されている項目から、不要なデータを削除します。

YouTubeの不要なデータを削除しよう

1. YouTubeのアプリを開きます。
2. 「最近視聴したコンテンツ」の「オフライン」をタップし、視聴し終わったものや不要な動画を削除しましょう。

YouTubeプレミアムを使用している人は、端末に「オフライン」の動画を「一時保存」することができます。

視聴終わってもそのままになっていることが多いのではないでしょうか。「一時保存」されている動画を削除してみましょう。

Kindleの不要なデータを削除しよう

1. Kindleのアプリを開きます。
2. 「ダウンロード済み」から、不要なデータを削除します。

iPhoneからデータが削除されるだけで、購入したものは消えません。再度読みたい場合にはダウンロードしましょう。

写真の不要なデータを削除しよう

1. 「写真」アプリを開きます。
2. 不要な写真を削除します。
3. 「最近削除した項目」をタップしゴミ箱の中の写真も完全に削除しましょう。

アルバムから削除したままでは、削除した日から起算して30日間保存されます。

消したつもりでもデータとしては残っているので、「最近削除した項目」のフォルダから完全に削除する必要があります。

システムデータって？

システムデータは、アプリなどのキャッシュやソフトウェアアップデート、Siriの音声データなどを含め、システムによって自動で保存されているものです。

そのほかのアプリのように、ユーザー側で直接削除できるものではありません。

バックアップを取り初期化して復元するという手順を踏めば減ることがあるそうですが、すべてのデータをバックアップし復元させるには「手軽に」というわけにもいきません。

アプリのキャッシュや不要なデータを削除したのち、それでも減らないようであれば、端末の再起動をしてみましょう。

再起動の仕方

1. iPhoneの「サイドボタン」と、「音量ボタン」を長押しして電源をオフにします。
2. 「サイドボタン」を長押しして再起動させます。

まとめ

これらの不要なデータを削除することで、iPhoneのストレージ容量を増やすことができたのではないでしょうか。

上記以外のアプリでも、動画を編集するアプリ、写真を加工するアプリなどにも不要なデータが残っている場合もあります。

カメラアプリなどは端末の「写真」に保存されず、アプリ内のアルバムにデータとして保存されるものもあるので、再度編集する必要がないものなどはアプリから消しておきましょう。

このようにさまざまなキャッシュを削除したり、不要なデータを削除し、iCloudや外部ストレージを活用してもiPhoneのストレージ容量が不足する場合は、現在使用している端末よりもストレージ容量の多い、新しい端末への買い替えも検討してみましょう。

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