Wi-Fiの周波数2.4GHzと5GHzの違いは?基本やどちらを選ぶべきか解説

IT

2023/04/06

Wi-Fiの周波数帯で、電波干渉しにくいのは「2.4GHz」「5GHz」のどっち?

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Wi-Fiの周波数2.4GHzと5GHzの違いは?基本やどちらを選ぶべきか解説

Wi-Fiの周波数2.4GHzと5GHzの違いは?基本やどちらを選ぶべきか解説


高速通信が行えるWi-Fiは、今や一般家庭でも当たり前に普及しています。
Wi-Fiはスマホのような通信容量制限もなく、基本的にストレスなく利用することができます。

一方で、Wi-Fiの中にも種類があり、それらを適切に使い分けることでより快適に通信を利用することができます。

そこで本記事では、まずはWi-Fiの基礎的な解説からはじめ、2種類あるWi-Fiの周波数帯についてそれぞれの特徴を解説していきます。

Wi-Fiの基礎

Wi-Fiの基礎


ではまず、Wi-Fiの基礎的なところを解説していきます。
Wi-Fiの種類を理解するには、まずは基礎を押さえることが大切です。

Wi-Fiと無線LAN

Wi-Fiとは、スマホやPC、タブレット、テレビ、ゲーム機など、ネットワークに接続できる機器を無線で接続する技術のことを言います。
また、Wi-Fiは「無線LAN」の規格の一つであり、「無線LAN」とは有線ケーブルを使わずにデータの送信や受信を行うネットワークの構築方法のことです。

無線LANと有線LANの違い

無線LANとは、有線のケーブルを使わないネットワークの構築方法です。
一方で、有線LANとは、「LANケーブル」というケーブルを使ってネットワークを構築する方法です。
今は少なくなりましたが、以前のPCは、この「LANケーブル」を挿すことでインターネットを使う方法が主流でした。

Wi-Fiとインターネットの関係

Wi-Fiは、ルーターという機器を介して電波が提供されており、この電波を拾うことで、さまざまなデバイスのインターネット接続を可能にしています。
ルーターは無線LAN親機とも呼ばれており、Wi-Fiの利用には欠かせない役割を担っています。

Wi-Fiの電波が届く距離は?

Wi-Fiの電波は、最大で100mほど届くとされています。
しかし、これは障害物などがない屋外の開けた場所で利用する場合であり、屋内利用の場合は10〜50m程度が限界とされています。

Wi-Fiの周波数帯は2種類

Wi-Fiには、「2.4GHz」と「5GHz」の2種類の周波数帯があります。
それぞれに特徴があり、用途に応じて使い分けることが可能です。
詳しくは次項で解説します。

2.4GHzのメリット・デメリット

ではまず、「2.4GHz」の周波数帯のメリット・デメリットを解説していきます。

メリット

「2.4GHz」は、電波がより遠くまで届きやすい点が大きなメリットです。
また、壁や床などの障害物にも強く、上下階や隣の部屋などまでしっかりと電波を届けることが可能です。

間取りの広いマンションや一軒家、または家族でWi-Fiを利用する場合などは「2.4GHz」の利用がおすすめです。

デメリット

「2.4GHz」は、Wi-Fiのみでなく、電子レンジなどの家電やBluetoothなど、ほかの機器も利用する周波数帯です。
そのため、Wi-Fiのルーター近くにほかの機器がある場合、お互いの電波が干渉してWi-Fiの電波が弱まる可能性があります。

通信速度が遅くなったり、通信が途切れたりすることもあるため、そのほか機器の管理に注意が必要です。

5GHzのメリット・デメリット

次に、「5GHz」の周波数帯のメリット・デメリットを解説していきます。

メリット

「5GHz」は、Wi-Fi専用の電波であることがメリットです。

上述したような、そのほか機器の電波とWi-Fiの電波が干渉することがなく、安定した通信を行うことができます。
ルーターと機器の距離が近い場合、「5GHz」の利用がおすすめです。

デメリット

一方で「5GHz」のデメリットは、壁や床などの障害物に弱い点です。

「2.4GHz」とは異なり、上下階や隣の部屋などには電波が届きづらくなります。
そのため、「5GHz」を利用する際はルーターの置き場所に注意が必要です。

なるべく障害物が少ない開けた場所にルーターを置くようにしましょう。

高速かつ安定する通信を求めるなら光回線

高速かつ安定する通信を求めるなら光回線


近年のWi-Fiは、光回線を使った通信が主流となってきています。
光回線は、光ファイバーという繊維を利用した通信回線のことで、高速通信かつ安定した通信環境を構築できる点が大きな強みです。

Wi-Fiが遅い、通信が安定しない、周波数帯を変えてもあまり変化がないなど、通信環境が悪い場合は、光回線の導入を検討してみましょう。

Wi-Fiの代替ならテザリングもおすすめ

Wi-Fiの代替ならテザリングもおすすめ


Wi-Fiになかなか繋がらない、Wi-Fiが安定しないなど、そんな時に役立つのがスマホを活用したテザリング機能です。
Wi-Fiの代替機能として使えるテザリングとはどんなものなのか、簡単に解説します。

テザリングとは?

テザリングとは、スマホをモバイルルーターのように使って、PCやタブレットなどの機器をインターネット接続させる機能です。
電波が通じるスマホさえあれば、基本的にいつでもどこでもインターネット環境を構築できます。

また、テザリングは親機となるスマホの通信環境によって通信の品質が大きく左右されます。
そのため、スマホの通信キャリアの選択も非常に重要です。

まとめ

本記事では、まずはWi-Fiの基礎的な解説からはじめ、2種類あるWi-Fiの周波数帯についてそれぞれのメリット・デメリットを解説しました。
障害物に強い方を使うのか、ほかの機器と電波干渉しない方を使うのか、Wi-Fiの利用においては自分に合った周波数帯を選ぶことが大切です。

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