テザリングに必要な通信量をデバイス・コンテンツ別に徹底解説
テザリングに必要な通信量をデバイス・コンテンツ別に徹底解説
スマホを使って手軽にインターネット環境を構築できるのがテザリングの特徴です。
一方で、テザリングでは大量の通信量が時として必要になることはご存じでしょうか?
この記事では、テザリングの基礎を伝えながら、テザリングに必要な通信量をデバイス・コンテンツ別に解説していきます。
また、テザリングでPCを使うのはどうなのか、テザリングをおすすめできる人・できない人を紹介しますので、参考にしてみてください。
テザリングとは?
スマホのテザリング機能を使うと、スマホをモバイルWi-Fiルーターのように使ってPCやタブレット、ゲーム機などのデバイスをインターネット接続させることができます。
電波が通じるスマホさえ持っていれば、いつでもどこでもインターネット環境を構築できるため、非常に便利な機能です。
一方で、そんなテザリングにはデメリットもあり、通信速度が遅くなったりスマホのバッテリーを消耗したり、通信量が通常のモバイルデータ通信よりも必要になったりします。
良いことばかりではないため、注意して利用する必要があります。
テザリングで可能になること
スマホでテザリング機能を使うと、モバイルWi-FiルーターやフリーWi-Fiなどがない場所でもインターネットを使えるようになり、どこでもリモートワークなどができてしまいます。
また、何かの待ち時間や休憩時間などにテザリングを活用することで、通信が必要なゲーム機もどこでも使えるようになります。
つまり、出張などが多いビジネスマンはもちろん、外出時の一般的な利用においても幅広くテザリングは活用でき、非常に便利な機能です。
そんなテザリングにおいて、利用するにはいったいどれくらいの通信量を必要とするのか、次項で解説していきます。
テザリングに必要な通信量【デバイス・コンテンツ別
こちらでは、テザリングに必要な通信量をデバイス・コンテンツ別で比較表を用いて解説していきます。
本当にテザリングは便利機能として使えるのか、検討していきましょう。
比較表で徹底解説
それでは、比較表でテザリングに必要な通信量をデバイス・コンテンツ別に見ていきます。
横軸がデバイスごと、縦軸がコンテンツごとで分けています。
コンテンツ /デバイス |
PCの通信量 | タブレットの 通信量 |
スマホの通信量 |
---|---|---|---|
ウェブ閲覧 | 約0.4MB /ページ |
約0.3MB /ページ |
約0.3MB /ページ |
SNSの利用 | 約240MB/時間 | 約240MB/時間 | 約240MB/時間 |
動画視聴 (標準画質) |
約320MB/時間 | 約320MB/時間 | 約320MB/時間 |
音楽再生 (標準音質) |
約50MB/時間 | 約50MB/時間 | 約50MB/時間 |
オンライン ゲーム |
約200MB /時間 |
約60MB /時間 |
約60MB /時間 |
ウェブ会議 (ビデオ) |
約430MB /時間 |
約430MB /時間 |
約430MB /時間 |
こう見ると、ほとんどのコンテンツでデバイスごとの通信量の差はないことが分かります。
ただし、動画の視聴は最も通信量を必要とするため、テザリング利用では控えた方がよさそうです。
また、PCのオンラインゲームは多くの通信量を要することが多いため、テザリングでPCオンラインゲームをすることもできれば控えましょう。
そしてウェブの閲覧においても、PCで見る方が1ページあたりのデータ量が多かったりするため、より多くの通信量を必要とします。
1GBでできること
上記の表を見ると、1GBあればテザリングでもウェブの閲覧や音楽の再生は十分に可能そうです。
しかし、その他のコンテンツに関しては数時間利用するだけで1GBに達してしまいます。
また、動画視聴に関しては、1GBで30分程度しか再生できません。
基本的にはテザリングを使って色々なことをすることは控えた方がよさそうです。
テザリングでPCは使わない方がいいの?
テザリングでPCを使うと、スマホやタブレットよりは若干通信量を使うことが分かりました。
では、テザリングでPCは使わない方がいいのでしょうか?
知らないうちに大量の通信を行なっている可能性も
実は、PCのテザリングでは知らないうちに大量の通信量を使っているケースがあります。
これは、PCの各種アップデートやデータの同期が自動で行われていることが多いためです。
これらはアップデートや同期の設定で通信量を抑えることができますが、逆に自動で更新されるようにしておかないとPCの利用では不便な点が出てくることもあります。
ですので、PCのテザリングではそういったリスクもあることを認識しておきましょう。
通信量を少しでも節約するには?
それでも、テザリングでどうしてもPCを接続しなくてはならないケースもあるかと思います。
そんな時は、アプリの自動アップデート設定をオフにしたり、データ通信量の上限設定をしたりして、通信量を節約させるようにしておきましょう。
テザリングの利用をおすすめできる人
次に、テザリングの利用をおすすめできる人・おすすめできない人をお伝えしていきます。
まずはテザリングをおすすめできる人はどんな人なのか見ていきましょう。
よく利用するコンテンツの通信量が少ない人
先ほど上記した通信量の比較表を見て、自身がよく利用するコンテンツの通信量が低い人はテザリングの利用を行なっても問題ないでしょう。
特に、ウェブの閲覧や音楽再生程度の利用で済むなら、テザリングを活用しても問題なさそうです。
緊急時や臨時の利用で済む人
テザリングは基本的に月々の通信量を消費する方法ではあるため、あくまで利用は緊急時のみと割り切れる人はテザリングを使っても問題なさそうです。
毎日テザリングを使いたいという人は、モバイルWi-Fiルーターの利用など、他の選択肢を検討した方がよさそうです。
予算はあまり気にしない人
テザリングでは通信量を多く消費します。
つまりそれは、より多くの通信料も必要となるため費用もかかります。
ですので、予算よりも便利さを求める人にはテザリングはおすすめできます。
テザリングの利用をおすすめできない人
次に、テザリングの利用をおすすめできない人はどんな人なのか解説していきます。
よく利用するコンテンツが動画視聴やウェブ会議の人
上記した比較表で見ても分かるように、テザリングの利用では特に動画視聴とウェブ会議で多くの通信量を必要とします。
ですので、こういったコンテンツをテザリングでよく利用する可能性が高い人は、テザリングはあまりおすすめできません。
月々の通信量上限をすぐに超えてしまうリスクもあるでしょう。
予算は抑えたいと考えている人
テザリングでは多くの通信量を時には必要とするため、予算を気にする人にはおすすめできません。
いつでもどこでも通信ができる便利さを最も求めている人にはテザリングはおすすめできますが、通信料を気にする人の場合はテザリングの利用は控えた方が賢明です。
まとめ
この記事では、まずテザリングの基礎をお伝えし、テザリングに必要な通信量をデバイス・コンテンツ別に解説しました。
テザリングにはメリットもデメリットもあるので、自分に合った適切な使い方をマスターしていきましょう。
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