PCがウイルスに感染したときの症状は?今すぐできるマルウェア対策

IT

2024/01/23

「身に覚えのないデータが勝手に保存されている」その原因は?

パソコンのセキュリティー警告。ノートパソコンを使う手のアップと警告マーク

正解は ウイルス感染の可能性あり でした!

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PCがウイルスに感染したときの症状は?今すぐできるマルウェア対策

PCの動作が急に重くなったり、見に覚えのないデータが保存されたりしていたら、ウイルスに感染している可能性があります。

では、ウイルスに感染したPCはどうなってしまうのでしょうか。

感染時の症状やセキュリティー対策について解説していきます。

ウイルス(マルウェア)とは?

マルウェア画面が表示され銀行口座のパスワードがハッキングされるPC

PCに被害をもたらすウイルスは「マルウェア」の一種。

マルウェアとは、悪意のあるプログラムやソフトウェアのことで、「ウイルス」「トロイの木馬」「ワーム」といった種類があります。

マルウェアの目的は、クレジットカード情報の盗用、仮想通貨のマイニングなどが挙げられます。

感染経路もさまざまで、メールの添付ファイル開封、公式サイトを偽ったフィッシングサイトへのアクセス、フリーWi-Fiを利用したネットワーク盗聴といったものが多く、気付かないうちに被害に遭ってしまうことがあり注意が必要です。

PCがウイルスに感染したときの症状

PCのセキュリティイメージ

PCの動作が重くなる

ウイルスに感染すると、PCの動作が遅くなったり、画面のフリーズや強制終了が頻発したりすることがあります。

ただし、動作が重くなる原因はウイルスだけではありません。

CPUやメモリ、HDDのようなストレージの容量が不足しているときも、動作が遅くなることがあります。

PCの容量などに問題がないか考慮した上で、ウイルス感染を疑いましょう。

データ量が増減する

PCがウイルスに感染すると、今まであったはずのデータが消えたり、身に覚えのないデータが増えたりすることがあります。

また、ファイルの中身は変わっていなくても、名前が書き換えられる、拡張子が変えられるといったケースも。

HDDやSSD内に不審なファイルがないか定期的にチェックするのも対策の一つです。

PCが勝手に操作される

ウイルスに、メールアカウントを乗っ取られることもあります。

感染拡大を目的としたウイルスが勝手にメールを送信。そのメールを相手が開くことで、ウイルスが蔓延するといった被害もあるため注意が必要です。

また、画面に警告を発し、PCを制御できなくするランサムウェアと呼ばれる危険なものも存在します。

PCがウイルスに感染したときの対処法

ノートPCでメールを送る男性

PCのウイルス感染が疑われる場合は、すぐに以下の方法で対処しましょう。

インターネットの接続を切る

ウイルスに感染すると個人情報流出の恐れがあるため、まずはインターネット接続を切断します。

PCと接続しているLANケーブルを抜く、無線LANの電源をオフにするなど、インターネットにつながらない状態にしてください。

セキュリティー対策アプリを使用する

ウイルスに感染した場合は、「ノートン」「ウイルスバスター」などのウイルス対策アプリを使って、PC内のウイルスを駆除することも重要。

すでにアプリをインストールしているなら、タスクバーをチェックしてアプリが動作しているか確認しましょう。

また、セキュリティーアプリを持っていない場合は、ダウンロードのときだけインターネットに接続し、アプリをインストールして対策を。

ウイルススキャンと駆除を実行することで、脅威を取り除くことができます。

PCを初期化する

ウイルス対策アプリを使用してもウイルスを駆除できない場合は、PCの初期化を検討しましょう。

初期化するとPCが出荷状態に戻り、再び安全に使用できるようになります。

ただし、保存されていないデータは全て削除されてしまうため、外付けHDDやSSD、USB記録メディアに保存することをお忘れなく。

プライバシーを守るオススメセキュリティー対策

オフィスシーン(ノートPC)

PCの安全を守るために、今すぐできるセキュリティー対策を紹介します。

PCのOSやアプリを最新バージョンにする

ウイルスはOSやアプリの脆弱性を突いて攻撃してきます。

OSやアプリがウイルス対策のアップデートを行うと、ウイルスは脆弱性を探してくるといったように、いたちごっこが続いている状態ですが、常に最新バージョンに更新しておくことで、ウイルス感染のリスクを下げられます。

セキュリティーアプリを入れる

PCのセキュリティー対策として、ウイルス対策アプリ、セキュリティーアプリを活用するのもオススメ。

危険なサイトにアクセスしようとすると警告を表示してブロックしたり、PCに異常がないか自動でウイルススキャンを実行したりしてくれるので安心です。

怪しいメールやウェブサイトに注意

迷惑メールには、ウイルス感染の原因となる添付ファイルやURLが含まれていることがあります。

そこで気を付けたいのが、「不審なメールは開封しない」ということ。

ウェブサイトにアクセスする際も、公式サイトなどの信頼できるサービスのみ利用するように心掛けましょう。

怪しいメッセージ画面に注意

ブラウザで調べものをしていると、「お使いのPCはウイルスに感染しています」「セキュリティーシステムが破損しています」といった警告画面が表示されるケースがあります。

しかし、ブラウザにはこのような警告を知らせる機能は搭載されていません。つまり、偽の警告です。

不安を煽るような内容ですが、これはウイルスに感染させたり、偽サイトに誘導したりするための手口。

慌てず、冷静に対応しましょう。

まとめ

ウイルス(マルウェア)の目的は、クレジットカードのような個人情報の盗用や、仮想通貨のマイニング、サービスの妨害などがあります。

ウイルスの感染経路は、メールの添付ファイル、偽サイト、ネットワークなどさまざま。

本記事で紹介した対策を行い、ウイルスの脅威からPCを守ってください!



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