通信速度を早くする方法!原因別で詳しく解説

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2022/11/24

通信速度を早くする方法はある?

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通信速度を早くする方法!原因別で詳しく解説

通信速度を早くする方法!原因別で詳しく解説


スマホやパソコンを利用している際に、通信速度が遅いと感じることはありませんか。
インターネット接続に時間がかかってしまうことで、思い通りに操作が進まないとストレスがたまりますよね。通信速度を早くする方法は、速度が遅くなってしまっている原因によって異なります。
この記事では、通信速度を早くする方について、原因ごとに解説していきます。

通信速度の目安とは

通信速度には「下り速度」「上り速度」の2種類があり、下りがダウンロード、上りがアップロードの速度を示します。
速度の単位はMbpsで、数値が大きければ大きいほど通信速度が早く、安定したインターネット接続ができます。
それぞれのネットの利用目的に応じて必要な通信速度は異なり、目安として以下のような通信速度が必要になります。

  • メッセージ送信・WEBサイト閲覧:1Mbps
  • テレワーク・オンライン授業:3Mbps~
  • 動画視聴:3Mbps~
  • オンラインゲーム:30Mbps~

オンラインゲームや動画視聴にはPing値も重要

オンラインゲームをプレイするためには、通信速度だけでなく「Ping値」にも注目しなければなりません。
「Ping値」とは、サーバーとデータ通信にかかる時間の値です。「Ping値」が高いとゲーム内でタイムラグが生じてしまい、動作が遅れます。
それだけではなく、あまりに数値が高いとゲームが強制終了になってしまうケースもあります。
FPSなどの他プレイヤーと瞬時に通信する必要があるゲームでは、Ping値は15ms以内であることが理想です。一方、オセロや囲碁のように複雑な通信が必要ないものであれば、100ms以内であれば問題なくプレイできるでしょう。

通信速度を早くする方法|パソコンに原因がある場合

■通信速度を早くする方法|パソコンに原因がある場合

通信速度を早くするためには、通信が遅くなっている原因を探る必要があります。
通信速度を保つためにはパソコン本体とインターネット回線の両方が機能していることが重要なので、まずはパソコン側に通信が遅い原因がある場合の対処法を紹介します。

パソコンのスペックを見直す

パソコンは丁寧に使っていたとしても、型が古ければ新しい通信速度についていくことができず、通信が遅くなってしまいます。
また、パソコンのスペックが低いと、インターネット回線の接続がいくら早くても通信を改善することができないため、安定した通信を求める場合はパソコンのスペックの見直し、買い替えなどを検討する必要があります。

パソコンのOSをアップデートする

パソコンがアップロードされていない場合にも、通信速度が遅くなってしまうことがあります。
最新の状態にアップデートすることで、快適な通信を実現できることもあるので、アップデートを怠らずにこまめにチェックするようにしましょう。

パソコンのキャッシュを削除する

パソコンの動作が遅い原因として、キャッシュが溜まりすぎていることも考えられます。
キャッシュとは、一度利用したアプリの記憶を保存し、次にまた開く際にすぐに前回の場所にたどり着けるというにする機能です。
アプリ内で一度開いたページや画像などが消えずに残っているため、再度開いた際に再び読み込む時間をかけずに済みます。

しかし、便利な一方でキャッシュはメモリを圧迫してしまうため、たくさんのキャッシュが残っている状態でいると通信速度に影響を及ぼす可能性があります。
通信速度を早くするためには、キャッシュをこまめに削除してパソコンへの負担を軽減することが大切です。

通信速度を早くする方法|ネット環境に原因がある場合

ここまで、パソコンに原因がある場合を紹介してきました。上記で述べたような対処法を実行してもまだ通信速度が遅いと感じる場合、原因はパソコンではなくインターネット環境にあると考えられます。

Wi-Fiルーターやモデムを再起動する

Wi-Fi通信が上手くいかない理由としては、Wi-Fiルーターやモデムが上手く機能していないことが考えられます。
しかし、必ずしも機械の故障など重大な問題ではなく、単純にうまく接続できていないだけ可能性も十分に考えられます。
まずは、Wi-Fiルーターやモデムの電源を一度切って、再起動してみましょう。あらためてパソコンと接続してみると、通信が早くなることもあります。

Wi-Fiルーターを買い替える

Wi-Fiルーターが古くなっている場合や、劣化してしまった場合には、Wi-Fiルーターの買い替えを検討することも必要です。
一般的に、Wi-Fiルーターは10年程度継続して利用することが可能ですが、インターネット通信速度に関する企画が5~6年程度で新しくなっていることから、ルーターも同じくらいの頻度で買い替えることが理想です。
せっかくスマホやパソコンを新しく買い替えても、Wi-Fiルーターが古いままでは最新の通信速度を活用することはできません。通信速度を早くするためには、定期的なWi-Fiルーターの買い替えが大切です。

中継機を設置する

スマホやパソコンの動作に問題がなく、Wi-Fiルーターも新しいものを使っている場合、スマホ・パソコンとWi-Fiルーターの接続が上手くいっていない可能性が考えられます。
設置されているWi-Fiルーターからデバイスが遠すぎる場合、電波が届かずに通信速度が遅くなってしまいます。
特に、壁などで区切られた部屋の場合、距離は近くてもインターネット回線が届きにくいこともあります。中継器を設置する場合は、Wi-Fiルーターがある場所と電波の届かない部屋のちょうど中間あたりが理想的です。

電波干渉をなくす

インターネット接続が不安定になるのは、電波干渉が原因かもしれません。
電波干渉とは、Wi-Fiルーターが発する電波と他の家電が発する電波が干渉し合い、通信が不安定になってしまう状態を指します。
マンションなどの集合住宅では、隣の家のWi-Fiルーターから発せられる電波と干渉し合ってしまうこともあります。
電波干渉が発生した場合、通信速度が急激に低下したり、インターネット接続が途切れたり不安定になったりします。

Wi-Fiルーターを使用していて突然接続が途切れてしまう場合には、電波干渉が起こっている可能性が考えられます。
電波干渉の原因となる家電は、テレビや電子レンジ、Bluetooth機器なども含まれるため、どの家庭にも電波干渉が起こることがあります。
もし、電波干渉が発生したときには、Wi-Fiルーターをテレビや電子レンジなどの家電から離して設置するようにしましょう。

IPv6を利用する

インターネット接続が遅いと感じる場合には、IPv6を利用することで速度が早くなることがあります。
IPv6とは、従来のIPv4に比べてよりスムーズに通信を行う方法です。
IPv4が約43億個のIPアドレスを機器に割り当てていたのに対し、IPv6はそれをはるかに上回る約340澗(かん)個のIPアドレスを割り当てることができる通信方法です。
通信会社の中にはIPv6のサービスを採用しているところもあるので、通信速度が早くなる方法を探している人は試してみる価値があるといえます。

ネット回線自体を乗り換える

上記の対処法をすべて行ってもまだ接続がうまくいかない場合には、ネット回線の乗り換えを検討するのがおすすめです。
ネット回線はコロナ禍のおうち時間の増加などを背景に、よりサービスが充実するなど進化を遂げています。

今、使用しているネット回線が上手く接続できない場合は、回線の不具合である可能性が考えられるため、思い切って回線の乗り替えに踏み切ることで通信環境が改善されることがあります。
乗り換え割引が用意されていたり、光回線は一度開通していれば再び工事費用を払う必要がなかったりと、実は乗り換えのハードルはあまり高くはありません。
月額料金や通信速度の早さなどを見て、検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

通信速度を早くする方法は、パソコンの状態を改善する場合とインターネット環境を改善する場合があります。
どちらが原因で通信が遅くなっているかを把握することが、快適な通信環境への第一歩となります。ストレスのない生活を送るためにも、ぜひここで紹介した対処法を試してみてくださいね。

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