4Gの通信速度が遅い原因とは?理由や対処法を解説
4Gの通信速度が遅い原因とは?理由や対処法を解説
昨今、ネット回線に関して4Gや5Gといった言葉をよく耳にします。
5G回線が4G回線に比べると速いということは想像がついても、それぞれどのような特徴があるかわからないという人も多いはずです。
この記事では、4Gの通信速度が遅くなってしまう原因と、その対処法について紹介します。
4Gと5Gの違い
4Gや5Gという言葉がよく使われていますが、これはGeneration(世代)のGを指しており、5Gであれば「5th Generation(第5世代)」という意味があることは意外に知られていません。
4Gと5Gの大きな違いは、通信速度や同時接続機器数にあります。4Gが最大1Gbpsだった通信速度に対して、5Gは20倍にあたる最大20Gbpsを実現しています。
同時接続機器数に関しては、4Gが10万デバイスであるのに対し、5Gは100万デバイスであり10倍の機器に対応できることになります。
このように、5Gは4Gに比べて通信速度が速く、キャパシティも大きいため、5Gが導入されて新しいインターネット体験につながると期待されています。
ドコモ、au、Softbankなどの大手キャリアは、2020年に日本国内での5Gサービスの展開がスタートしており、今後さらに拡大していく予定です。
4Gの通信速度が遅い原因とは
4Gの回線を利用している際、通信速度が遅いと感じることがあるかもしれません。
急にインターネット通信が不安定になると、ストレスがたまりますよね。原因は様々なので、原因に合わせた対処法を見つけることが大切です。
通信制限
まず、考えられるのが通信制限です。
通信制限とは、月々に定められたデータ通信量を超過して通信を行った場合に低速モードに切り替わってしまう状態を指します。
例えば、月7GBの契約プランを結んでいる場合、月の締め日より前に7GB以上のインターネット通信をしてしまうと、通常の通信速度でネット利用を続けることができなくなってしまいます。
通信制限がかかってしまった場合でも、メッセージのやりとりなどの簡単な通信は続けることができます。
しかし、動画の視聴やビデオ通話など多くの通信量が必要な操作は、低速モードでは難しくなります。通信会社が通信制限を設けているのは、多くのユーザーが一斉に通信を行うことで回線が混雑してしまうのを防ぐためです。
通信制限があることで通信量を抑え、ユーザー全員が快適にネットを利用できる環境を保っています。
とはいえ、通信制限にかかってしまっても、締め日を過ぎれば自動的に低速モードが解除され、通常の通信を再び行うことができるのでご安心ください。
キャリアのネットワークが不安定
4Gの通信が不安定である理由として、キャリアのネットワークが不安定というものが考えられます。
一般的に地下や建物の中など、電波が届きづらいエリアが存在します。
また、人が居住していないようなエリアではネットワークが網羅されていないため、高速道路の途中などでも突然ネットワークが不安定になることがあります。
建物の中にいる場合は、入り口の近くや外に面した窓の近くに行くと、電話が復活する可能性があるので、試してみてください。
キャリアのネットワーク障害
電波が届くはずのエリアにいてもインターネット回線がつながらない場合は、キャリアのネットワーク障害の可能性が考えられます。
ネットワーク障害によって回線がダウンしてしまう場合もありますが、キャリアがメンテナンスを行っているため一時的に通信に不具合が生じる場合もあります。
この場合は復旧を待つ以外に方法はなく、スマホのモバイルデータ通信ができない間はWi-Fiなどを利用して耐えるようにしましょう。
通信の混雑
通信速度が遅くなる原因には、通信の混雑も挙げられます。ネット回線は1つの回線を多くのユーザーが利用しているので、夕方などの混みあう時間帯には通信速度の遅れが発生することがあります。
昨今では回線の混雑を回避する「IPoE接続」方式なども登場していますが、突然通信速度が遅くなったと感じたら、回線の混雑が原因かもしれません。
端末のアップデート
通信速度の問題はネット環境だけでなく、スマホなどのデバイス自身の問題である場合も考えられます。
スマホをアップデートせずにずっと使っていると、ネット環境が新しい企画であっても、それにスマホが対応できずに結局通信が遅いままになってしまうことがあります。
通信速度を維持するためにも、新しいスマホにしたりアップデートをこまめに行ったりすることが大切です。
フリーWi-Fiの自動接続
通信が急に遅くなってしまう理由として、フリーWi-Fiの接続が挙げられます。
街中には、フリーWi-Fiと呼ばれるロックのかかっていないWi-Fiが飛んでいることがあり、スマホのWi-Fiを常にオンに設定していると、通りかかった場所のフリーWi-Fiをキャッチしてしまい、結果的に通信速度が遅くなってしまうことがあります。
Wi-Fi接続したのに通信速度が遅くなるのは不思議に感じるかもしれませんが、実際のところフリーWi-Fiの中には通信の質が高くないものもあり、接続することでかえって通信が不安定になるものも少なくありません。
通信速度が遅い場合の対処法
通信速度が遅くなっている原因を突き止めることができれば、適切に対処して通信速度をあげることができます。
明確な原因がわからない場合であっても、以下の対処法を試してみることで、通信速度改善につながる可能性があります。
速度制限を解除
通信速度制限にかかっている場合は、追加でデータ通信量を購入することで制限解除ができます。
1GB〇〇円のように、キャリアのサイト上でデータを購入すれば、すぐに制限が解除され通常通りの通信を再開することができます。
ただし、通信ができるのは購入した分のデータだけなので、それを超過してしまえばまた低速モードに戻ってしまうという点に注意が必要です。
Wi-Fiをオフにする
通信が上手くいかないと感じる場合は、一度Wi-Fiをオフにしみるという方法もあります。
特に、外出先のWi-Fiは安定性がないものも多く、Wi-Fi接続することでかえって速度が遅くなるケースがあるからです。
Wi-Fiに問題があり、モバイルデータ通信は安定している場合はこの方法で通常の通信速度を取り戻すことができます。
外出先のWi-Fiの調子が悪い場合はモバイルデータ通信を使い、自宅のWi-Fiの調子が悪いときにはWi-Fiルーターの電源を入れ直すなどの対処法が有効です。
端末を再起動される
通信がうまくいかない場合は、スマホなどの端末の電源を入れ直してみるのも有効です。
機器の調子が一時的に悪い場合には、再起動をしてメモリをリフレッシュすることで、平常通りの動きを取り戻すことができる場合があるからです。
アップデートする
通信が遅い際には、スマホなどの端末が最新のバージョンにアップデートされているかをチェックしましょう。最新のネット回線の規格に対応できるバージョンになっていれば、快適なインターネット接続が期待できます。
SIMカードを入れ直す
モバイルデータ通信がうまくいかない場合は、SIMカードがきちんと作動していない可能性もあります。
SIMカードを一度取り出して入れ直してみることで、通信速度が改善されるかもしれません。
SIMカードとは、電話番号と結びついて契約者情報を搭載している小さなカードのことです。取り出しの際には先のとがったピンのようなものが必要になるので、事前に準備しておきましょう。
フリーWi-Fiの接続を切る
通信速度が急に遅くなった際に、自分で接続したわけではないWi-Fiに接続しているのであれば、Wi-Fiの接続を切りましょう。
気づかないうちにフリーWi-Fiに接続してしまい、質の悪い通信環境に置かれてしまっている可能性があります。
フリーWi-Fiはパスワードが設定されていないため、スマホのWi-Fiがオンになっていれば近くを通っただけで自動的に接続されてしまう可能性がるので注意が必要です。
まとめ
4Gの通信速度が遅くなってしまう理由は、スマホに原因がある場合、キャリアに原因がある場合、Wi-Fiに原因がある場合など様々です。
快適にインターネットを利用するためにも、考えられる原因を取り除くため、ここで紹介した対処法を試してみてください。
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