Facebookの乗っ取り被害はなぜ起こる?その手口や防止策
Facebookの乗っ取り被害はなぜ起こる?その手口や防止策
国内でも登録している人が多いSNSの一つ「Facebook(フェイスブック)」。
実名での登録が必須なため、旧友ともつながりやすいのが特徴です。
いろいろな人と交流が楽しめる一方、知らない人からいきなり連絡がきたり、アカウントが乗っ取られたりする被害も報告されています。
実際にアカウントの乗っ取りによってどのようなトラブルが起きるのか、詳しく見ていきましょう。
Facebookを乗っ取られるとどうなる?
Facebookにログインするためのメールアドレスとパスワードが漏れてしまうと、アカウントが乗っ取られることがあります。
すると、自分になりすましてスパムを送信される、金銭被害に遭う、他のサービスのアカウントも乗っ取られるなど、以下のような被害に遭う可能性も生じるのです。
個人情報の流出
Facebookには氏名、生年月日、住所、出身校、勤務先など個人情報がいっぱい。
アカウントが乗っ取られると、自分が表には出していない情報に加えて、友達が限定公開している情報も流出してしまう恐れがあります。
なりすまし被害に遭う
アカウントが乗っ取られると、フィッシング詐欺などを目的としたスパムメッセージを周囲に送りつけられることがあります。
知らない人からのメッセージは無視できても、友達からの連絡の場合、怪しまずにURLにアクセスしてしまうかもしれません。
しかも、こうした被害は自分ではなかなか気付かないので、周囲からの報告で初めて発覚することも。
金銭被害に遭う
乗っ取ったアカウントを悪用して友達に接触し、悪質サイトへ誘導したり、偽の商品を売りつけたりするケースがあります。
この場合は周囲にも被害が広がるため注意が必要です。
他サービスのアカウントハックの可能性
他のSNSなどでも同じパスワードを使い回していると、そのサイトのアカウントも乗っ取られてしまう場合があります。
なぜなら、一つのサイトのパスワードが漏れると、他サイトでもログインできるか試されてしまうから。
パスワードを設定する際は、他のサービスとかぶらないようにしましょう。
Facebookが乗っ取られる原因
Facebookのアカウントの乗っ取りで最も多いのが「パスワードリスト」を使ったもの。
これは、他のサービスで使用しているパスワードが漏れると、他のサイトでも使えるかどうか実際にログインを試みるという手口。
パスワードを使い回していると、他サービスのアカウントも乗っ取られる可能性が高まります。
Facebookが乗っ取られていないか確認する方法
アカウントが乗っ取られているのではないかと不安になったときは、自分の投稿やログイン履歴などを見て調べることができます。
タイムラインの投稿を確認する
アカウントの乗っ取りが疑われる場合は、自分のタイムラインを見返して、不審な投稿がないか確認してみましょう。
偽サイトに誘導するような投稿や、不自然な日本語の書かれた投稿などがあった場合は、アカウントが乗っ取られている可能性があります。
ログイン履歴を確認する
Facebookには、ログインした場所や日時が見られる「ログイン履歴」機能があります。
アプリ内の「設定」にある「セキュリティとログイン」をタップし、「ログインの場所」をチェック。
心当たりのないログイン履歴があった場合は、メニューをタップすると「ログアウト」が行えます。
Facebookが乗っ取られたときの対処法
Facebookに心当たりのない投稿やログイン履歴がある場合は、アカウントを乗っ取られている可能性があります。
できるだけ素早く対処しましょう。
パスワードを再設定する
アカウントを乗っ取られた場合、犯人を締め出すためにすぐにパスワードを再設定してください。
その際、他サービスと同じパスワードは避けつつ、第三者に推測されない複雑な文字列にすることをオススメします。
勝手に公開された投稿を削除する
アカウントの乗っ取りは、偽サイトの宣伝広告などを目的に行われます。
こうした投稿を見つけた場合は、周囲に被害が広がらないように速やかに削除しましょう。
乗っ取られたことを報告する
パスワードの変更、投稿の削除が完了したら、友達に「アカウントが乗っ取られていたこと」を報告するのもお忘れなく。
友達が偽サイトだと気付かずにアクセスしたり、偽商品の購入手続きをしたりする可能性もあるため、Facebook上やメッセージなどで注意喚起を行いましょう。
Facebook乗っ取り防止のためのセキュリティー対策
アカウントが乗っ取られないように、今すぐできるセキュリティー対策も大切です。
知らない人からの友達申請は承認しない
知らない人から友達申請が届いた際は、安易に承認しないこと。
個人情報を見られる、タグ付けなどにより、フィッシングサイトへのアクセスに利用されるといった被害に発展することもあるので注意しましょう。
パスワードの使い回しは避ける
他サービスのログイン情報が漏れてしまった場合に備えて、パスワードの使い回しは避けたいところ。
パスワードを作成する際は、できるだけ長くて複雑な文字列を設定するのがオススメです。
ログイン時に二段階認証を利用する
Facebookには、ログイン時にSMS認証を利用できる「二段階認証」機能があります。
この認証機能を利用すると、メールアドレスとパスワードに加え、SMSに届く認証コードの入力も必要。
認証コードが分からない第三者からの不正ログインを防ぐことができます。
二段階認証の設定は以下の手順で進められます。
- 「Facebook」アプリを開く
- 三本線の「メニュー」を開く
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 「設定」をタップ
- 「パスワードとセキュリティ」をタップ
- 「二段階認証を使用」をタップ
- 認証方法を選択する
ログインアラートを設定する
新たな端末やブラウザからFacebookへのログインがあった際に、メールでアラートを受け取ることが可能。
メールをこまめに確認しておけば、身に覚えのないログインがあっても迅速に対応できるはず。
以下の手順でメールの通知設定ができます
- 「Facebook」アプリを開く
- 三本線の「メニュー」を開く
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 「設定」をタップ
- 「パスワードとセキュリティ」をタップ
- 「認識できないログインに関するアラートを受け取る」をタップ
- メールアドレスを選択する
まとめ
Facebookが乗っ取られると個人情報が流出したり、なりすまし被害に遭ったり、他のサービスのアカウントも乗っ取られたりする可能性があります。
乗っ取りを防ぐためにまずやるべきなのは、パスワードの使い回しを避けること。
また、パスワードはより長くて複雑な文字列を作成したいところです。
Facebookの設定メニューにある二段階認証やログインアラートといった機能も活用して、アカウントのセキュリティーを強化しておきましょう。
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