光回線の平均速度は?基礎解説から速度が遅くなる原因まで徹底解説!
光回線の平均速度は?基礎解説から速度が遅くなる原因まで徹底解説!
光回線は、早い通信速度と安定した通信環境に強みを持つ回線です。
YouTubeやNetflixなどの動画コンテンツやオンラインゲーム、ウェブ会議など、データ量が多く必要なコンテンツが昨今は増えてきています。
そんなコンテンツをストレスなく楽しむための手段の一つとして光回線は選ばれています。
そこで本記事では、光回線の平均速度はそもそもどれくらいなのか、本当に快適なスピードなのか、メリット・デメリット、そして速度が遅くなる原因などについて網羅して解説していきます。
そもそも光回線とはなに?
記事の前半では、光回線についての基礎的な理解を深めていきましょう。
光回線とは、光ファイバーとも呼ばれる「光を通す繊維」を利用してデータの送受信を行う”通信回線”のことを指します。
光回線は電磁波の影響を受けにくく、そのために通信速度が速い+通信が安定するという特徴を持っています。
光回線のメリット
では次に、光回線のメリット・デメリットを解説していきます。
まずは光回線のメリットから見ていきましょう。
通信速度が速くて快適
やはり光回線の最大のメリットは、通信速度の速さです。
従来のADSL通信などと比べると段違いのスピードになり、読み込みに時間がかかるなどのストレスはほとんど感じません。
回線が安定していてストレスフリー
回線の安定具合も光回線の強みです。
光回線は電磁波の影響を受けづらく、外部からのノイズもほとんど入らないため回線は非常に安定しています。
Wi-Fiルーター設置で高速無線接続が可能に
自宅などに引き込んできた光回線をWi-Fiルーターに繋げることで、簡単にWi-Fi環境を構築できます。
高速でWi-Fiが楽しめるため、スマホやパソコンはもちろん、テレビやゲームなどをWi-Fiに繋げて最新のデバイスなどを思い切り楽しむことができます。
自宅でスマホのモバイルデータ通信が不要に
スマホの通信プランで、月に10GBや20GBなど大容量プランを契約している人も多いかと思います。
しかし、光回線を契約して自宅にWi-Fi環境を構築すれば、自宅でスマホのモバイルデータ通信はほとんど使わなくなります。
その分契約プランを5GBや3GBなどに落とすことで、月々の通信量を節約することができます。
光電話が利用できる
光回線を契約すると、光電話も同時に契約することができます。
光電話は、電話回線ではなくインターネット回線を利用して電話ができます。
従来の固定電話よりも安く契約することができ、月々の費用を抑えることもできます。
光回線のデメリット
では続いて、光回線のデメリットも見ていきましょう。
人によっては損をする場合もあるため、しっかりと自分に合うかどうか見極めることが大切です。
料金は格安のスマホ通信などと比較すると高い
光回線は高速でストレスフリーな反面、スマホの通信量などと比較するとどうしても高くなります。
光回線のサービス内容やできることを除いて価格面のみで判断すると、そこはデメリットと言えるでしょう。
回線の工事で追加費用が必要な場合も
光回線は、回線の引き込み工事が必要です。戸建てでもマンションでも工事は必要になり、追加費用がかかる場合も多いです。
一方で、すでに光回線の引き込みがされている物件も最近は多くなってきています。
2年以内の短期間で解約すると違約金が発生することも
光回線は、2年以内の解約で違約金が発生することが多いです。
光回線の乗り換え需要は多くありませんが、2年以内に引っ越しや異動がある人にとってはデメリットとなり得ます。
光回線の平均速度は?そもそも快適な速度目安ってどれくらい?
では次に、光回線の平均速度と、快適な通信速度の目安について解説していきます。
[おさらい]通信速度の単位を振り返ろう
ではまず、通信速度の単位を今一度おさらいしましょう。
単位 | 意味 |
---|---|
bps | 1秒間で、1ビットのデータ転送ができる速度 |
Kbps | 1秒間で、1キロビットのデータ転送ができる速度 1Kbps=1,000bps |
Mbps | 1秒間で、1メガビットのデータ転送ができる速度 1Mbps=1,000Kbps |
Gbps | 1秒間で、1ギガビットのデータ転送ができる速度 1Gbps=1,000Mbps |
Tbps | 1秒間で、1テラビットのデータ転送ができる速度 1Tbps=1,000Gbps |
「bps」は、「bit per second(ビット・パー・セコンド)」の略語で、そのまま「ビーピーエス」と読み、表の下に行くにつれて通信速度は速くなります。
通信容量を示すMBやGBなどの「バイト」とは異なり、通信速度の単位は「ビット」です。
間違って理解しないよう注意しましょう。
[おさらい]上り速度・下り速度とは?
通信速度には、「上り速度」と「下り速度」があります。
「上り」とは、データの送信=アップロードの速さを表しています。
「下り」とは、データの受信=ダウンロードの速さを表しています。
写真や動画、書類、メールの送信、SNS投稿など、何かをアップロードする際の速度が上り速度です。
一方、インターネットの閲覧、動画の視聴、写真・動画・音楽・書類などのダウンロード、LINEやメールの受信など、何かをダウンロードする際の速度が下り速度です。
光回線の平均速度は?
ここまでは通信速度全般について解説しましたが、光回線の平均速度はどれくらいなのでしょうか?
答えは、「下り速度で最大1Gbps」です。
ほとんどの光回線は、この通信速度で提供されています。
各目的・コンテンツ別で必要な通信速度
光回線の平均は、「下り速度で最大1Gbps」ということが分かりました。
では、各目的・コンテンツ別に通信速度というのはどれくらい必要なのか表で解説します。
コンテンツ | 上りスピード | 下りスピード |
---|---|---|
LINEやメール | 1Mbps | 128Kbps〜1Mbps |
SNS・Webの閲覧 | ― | 1Mbps〜10Mbps |
写真 | 3Mbps以上 | 1Mbps |
動画 | 10Mbps以上 | 0.7Mbps〜20Mbps |
ウェブ会議 | 1Mbps〜2Mbps | 10Mbps〜30Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps以上 | 30Mbps〜100Mbps |
※上記、スマホ通信の場合です
表を見ると、光回線の「下り速度最大1Gbps」があれば、ほとんどのコンテンツが問題なく利用できることが分かりますね。
光回線が遅いと感じる原因
通信速度の速さが売りの光回線ですが、稀に通信速度が遅くなることがあります。
そこで最後に、それらの主な原因と解決策について触れておきます。
ルーターの環境やスペックが悪い
Wi-Fiルーターのスペックやルーターの置き場所、周りの障害物(電子レンジなど)の環境によって、通信速度が遅くなる場合があります。
ルーターには複数のスペックがあるので、必要な通信速度を出してくれる上位スペックに買い替える必要があります。
また、置き場所が悪く、周りに障害物があると通信が妨害されて速度が遅くなることがあります。こういった場合はシンプルに置き場所を変えて対処しましょう。
接続しているデバイスが多すぎる
光回線は複数デバイスの接続が可能ですが、あまりにも繋ぎすぎると通信速度が遅くなるケースがあります。
ルーターのスペックにも左右されますが、基本的に推奨されているデバイス数以上の接続は控えるようにしましょう。
光回線・プロバイダ業者の品質
そもそも光回線・プロバイダの品質が悪い場合もあります。
カタログ上の通信速度がしっかり出ているのか確認し、ネット上の口コミなどもチェックしてみましょう。
あまり評判が良くない場合は、手間ですが乗り換えることをおすすめめします。
まとめ
この記事では、光回線の平均速度はそもそもどれくらいなのか、それは快適なスピードなのか、光回線のメリット・デメリット、そして光回線の速度が遅くなる原因と解決策について網羅して解説しました。
最後まで読むことで、光回線の基礎はもちろん、光回線の良さがしっかりと伝わったかと思います。
特にインターネットを思う存分使いたい人は、光回線を強くおすすめします。
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