スマホが乗っ取られたか確認する方法ととるべき対策を解説

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2024/02/26

iPhoneの「Apple ID」が乗っ取られるとどうなる?

スマートフォン セキュリティイメージ

正解は スマホを遠隔ロックされる可能性あり でした!

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スマホが乗っ取られたか確認する方法ととるべき対策を解説

スマホを使う上で考えておきたいのが、個人情報を守るためのセキュリティー対策。

ハッキング、フィッシングなどの被害がなくなることはなく、巧妙な手口で個人情報を盗もうとしてきます。

その中でも今回は「スマホの乗っ取り」に注目!

iPhoneが乗っ取られているか確認する方法、乗っ取られる原因や予防策などを解説します。

iPhoneが乗っ取られるとどうなる?

スマートフォンとタブレットとノートPC

まず知っておきたいのが、iPhoneを乗っ取られたときの危険性。

中でもiCloudへのログインに必要な「Apple ID」が盗まれると、スマホを遠隔操作されたり、クレジットカードを不正利用されたりする恐れがあります。

スマホを遠隔ロックされる

iPhoneで設定しているApple IDが乗っ取られると、ある日突然、スマホを遠隔ロックされてしまう恐れがあります。

これはiCloudを利用した「探す」機能の中に、遠隔ロックする機能が備わっているから。

通常はiPhoneを紛失したときにデータが漏れるのを防ぐために使用される機能ですが、悪用されるとスマホが操作できなくなります。

その後、解除するのと引き換えに、金銭を要求されるケースもあるため要注意!

スマホを遠隔操作される

iCloudを利用した「探す」の中には、スマホを遠隔操作して、端末内のデータを初期化する機能もあります。

これにより連絡先やファイル、写真などのデータが全て消えてしまう可能性も……。

位置情報が特定される

iPhoneの「探す」を利用した被害は他にもあり。

「探す」には、別の端末でiCloudにログインすると、iPhoneの位置を特定できる機能が備わっています。

この機能を悪用されると、自分の居場所がリアルタイムでのぞき見されることも。

クレジットカードを不正利用される

Apple IDにクレジットカード情報を登録していると、iPhoneが乗っ取られたときに金銭被害に遭うケースがあります。

通販サイトに支払い情報を登録している場合も同様。

カードの支払い情報を確認した際、身に覚えのない買いもの履歴がないか、日頃からしっかりチェックしておきたいところです。

連絡先が漏れる

iCloudに連絡先を保存していると、家族や友人の連絡先を盗み見され、悪用されてしまうケースもあります。

連絡先が悪徳業者に売られて、被害がさらに広まってしまう可能性も考えられます。

iPhoneが乗っ取られる原因

特殊詐欺 スマートフォン 犯罪

iPhoneを安全に使うために、アカウントが乗っ取られる原因を学んでおきましょう。

不正なサイトへのアクセスが原因

迷惑メールやSNSなどに記載されたURLにアクセスすることで、マルウェアに感染してしまうことがあります。

また、偽サイトでパスワードなどの個人情報を入力してしまうと、そのまま情報が抜き取られて、アカウントを乗っ取られるケースもあります。

危険な無料Wi-Fiへの接続が原因

公共施設などで利用できる無料Wi-Fiの中には、乗っ取りを目的とした悪質なアクセスポイントが紛れていることも。

企業やお店などが提供していない不審なWi-Fiには、接続しないように注意しましょう。

不正アプリのインストールが原因

不審なアプリのインストールにも気を付けたいところ。

iPhoneの場合は、Appleの厳しい審査をクリアしたアプリのみが提供されている「App Store」でアプリをインストールすることをオススメします。

その他の場所で提供されているアプリを入手すると、マルウェアに感染する恐れもあるため注意してください。

iPhoneで乗っ取り被害を確認する方法

スマホを持った女性の手元

iPhoneが乗っ取られていないか不安なときは、以下の内容を確認しましょう。

Apple IDを確認する

iPhoneが乗っ取られると、Apple IDが変更されることも。

アカウントを乗っ取られている可能性がある場合は、すぐにパスワードを変更することをオススメします。

SNSなどのログイン履歴を確認する

SNSなどのログイン履歴もチェック。

新たな端末でログインした形跡があったり、ログイン時に必要な本人確認のメールが届いていたりする場合は、乗っ取りの被害に遭っているかもしれません。

すぐにパスワードを変更しましょう。

iPhoneの動作を確認する

そんなにスマホを操作していないのにアプリの動作が重い、バッテリーの減りが早い、本体が発熱するといった状況が続くときは、iPhoneが乗っ取られている可能性が考えられます。

ただし、こうした症状が出るのはスマホの経年劣化や故障が原因のこともあるため、他にもスマホに不審な点がないか注意して使用しましょう。

iPhoneが乗っ取られたときの対処法

ノートPC 鍵 スマホ

iPhoneが乗っ取られている可能性がある場合は、ネットワーク接続をオフにする、パスワードを変更するなど、早めの対処が必要です。

スマホのネットワーク接続を遮断する

iPhoneが乗っ取られていると思ったら、まずはネットワーク接続を遮断し、スマホを遠隔操作できないようにします。

画面上部から下方向にスワイプしてコントロールセンターを開き、モバイル通信とWi-Fiの接続をオフにしましょう。

Apple IDのパスワードを変更する

ネットワーク接続を遮断した状態で次に行いたいのが、Apple IDのパスワードを変更すること。以下の手順で設定できます。



  1. 「設定」アプリを開く
  2. 画面の一番上にある自分のユーザー名をタップ
  3. 「サインインとセキュリティ」をタップ
  4. 「パスワードの変更」をタップ
  5. 新しいパスワードを入力する


不審なアプリを削除する

アプリをインストールした後、iPhoneが発熱する、バッテリーの減りが早くなった……、という場合は、そのアプリにマルウェアなどの不正プログラムが含まれている可能性があります。

すぐにアプリを削除して、iPhoneの様子を見ましょう。

iPhoneの乗っ取り防止対策

スマートフォンとセキュリティー

推測されにくいパスワードを設定する

パスワードを作成する際は、より複雑な文字列にして、他人に推測されにくいものを設定してください。

アルファベットの小文字や大文字、数字をうまく組み合わせるといいでしょう。

パスワードは使い回さない

アカウントを乗っ取られる原因として多く挙げられるのが、パスワードの使い回しによるもの。

複数のサービスで同じパスワードを使用している場合は、一つのサイトで情報が漏れてしまうと、他のアカウントでも乗っ取り被害に遭う可能性が高まります。

パスワードはサービスごとに違うものを設定し、誰にも見られない場所に保管しておきたいところです。

2段階認証を利用する

Apple IDやSNSなどのアカウントには「2段階認証」機能があります。

これを設定するとログイン時に本人確認が必要となるため、パスワードが漏れただけではログインされず、セキュリティー強化にもつながります。

まとめ

iPhoneが乗っ取られると、Apple IDを利用した「探す」機能を使って、スマホを遠隔ロックされたりデータを初期化されたりする恐れがあります。

乗っ取りの疑いがある場合は、すぐにスマホのネットワーク接続を遮断して、Apple IDのパスワードを変更しましょう。

また、日頃から乗っ取りを防止するためにパスワードを強化しておくのもオススメ。

より複雑な文字列する、二段階認証を活用するといった方法を取り入れて、セキュリティーレベルを高めてはいかがでしょうか。



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