通信制限中でもグーグルマップは使える？オフラインで使う方法も

通信制限中でもグーグルマップは使える？オフラインで使う方法も

グーグルマップ（Googleマップ）は、街中で飲食店などを探す時や運転中のナビ代わりとして使う時など、使用頻度が高い人も多いかと思います。
グーグルマップは、目的地までの経路検索はもちろん、飲食店や各店舗、観光地などのレビューや実際の写真まで確認することができ、非常に便利なツールです。

そんなグーグルマップですが、スマホの通信制限中でも使うことはできるのでしょうか？

そこで本記事では、

• 各目的やコンテンツごとに必要な通信量（データ量）はどれくらいなのか
• グーグルマップの使用に必要な通信量（データ量）はどれくらいなのか
• スマホの通信制限中にできること・できないこと
• グーグルマップをオフラインで使う方法と注意点

以上の内容をお伝えしていきます。

この記事を最後まで読めば、グーグルマップの賢い使い方がマスターできるはずです。

各目的・コンテンツで最低限必要な通信量とは？

では最初に、LINEやメールの送受信、動画の再生、音楽のダウンロード、Web閲覧など、各目的・コンテンツごとに最低限必要とされる通信量（データ量）について解説していきます。
まずはこのパートで、自身のスマホ通信プランでは何がどれくらいできるのか、大まかに把握してみましょう。
それでは、1GBで何がどれくらいできるのか、比較表で見ていきましょう。

以上が、1GBでできることのまとめになります。

こう見ると、1GBあればかなりのことを楽しめそうですね。
一方で、動画の再生には多くの通信量が必要なことも分かります。

グーグルマップを使うにはどれくらいの通信量が必要？

では次に、グーグルマップの使用にはどれくらいの通信量が必要なのか解説します。

グーグルマップは、1時間使い続けると、おおよそ3MB〜6MBを消費すると言われています。
キリよく1時間あたり約5MBを使うと仮定すると、1GBで約200時間の使用ができるということになります。

グーグルマップを200時間以上使い続けるシチュエーションはほぼ考えられませんが、1GBあればほとんどのケースの経路検索が可能です。
上述した比較表で見ると、LINE通話よりも少ない通信量でたくさん使えることが分かりますね。
グーグルマップは、意外と通信量を使わないのです。

通信制限中でもできること・できないこと

では、スマホの通信制限がかかるとどうでしょうか？

まずは、通信制限中でもできること、できないことを簡単に解説していきます。
スマホの通信制限がかかると、データ送受信時で最大128Kbpsまで通信速度が落ちるケースがほとんどです。

下記に、スマホで各コンテンツを利用する際に最低限必要な通信速度の目安をまとめてみました。（上りスピード＝アップロードの速さ、下りスピード＝ダウンロードの速さです）

※上記はあくまで目安数値です。（1Mbps=1,000Kbps）
「以上」と記載している部分は、コンテンツの大きさ（データ量）で変動します。

こう見ると、通信速度128Kbpsという状態は、LINEやメールのテキストの送受信程度しかできないことが分かります。
通信制限がかかると、かなりストレスを感じやすくなりそうですね。

通信制限がかかるとグーグルマップはほぼ使えない

通信制限がかかると、ほかコンテンツ同様、やはりグーグルマップもほぼ使えなくなります。
通信制限中はLINEやテキストの送受信程度しか基本的にできないスピードになるため、通常通りスムーズに使えることはないでしょう。

ただし事前にWi-Fi環境でマップを読み込んでおけば少しは使える

一方で、ちょっとしたテクニックもあります。

Wi-Fi環境などであらかじめグーグルマップを開いて経路を検索しておけば（マップを読み込んでおけば）、実は通信制限中でもある程度グーグルマップのマップ機能を使うことができます。
これは、ナビ機能で使うGPS通信はそれほどデータ量を必要としていないのが理由で、事前に読み込んでおいたマップであれば使うことができるというプチテクニックです。

グーグルマップのオフライン機能とは？

実はグーグルマップには、あらかじめマップをダウンロードしておけるオフライン機能というものも存在します。
通信電波がなくてもマップを使うことができるので、データ量を節約したい人には便利な機能です。
次の項目で、具体的な使い方などを解説していきます。

オフラインマップを使う方法

では、グーグルマップをオフラインで使うための具体的な方法を解説していきます。

グーグルアカウントでログインする

まずはグーグルアカウントでグーグルマップアプリにログインします。（※すでにログインして使っている人はこのプロセスは不要です）
アプリ右上の丸い図形ボタンを押すと、ログインできる場所があります。

オフラインマップの設定を行う

グーグルアカウントにログイン後、もう一度アプリ右上の丸い図形ボタンを押します。
画面を下にスクロールし、「オフラインマップ」を押します。
歯車のボタンが右上にあるので、押します。
「オフラインマップをダウンロードするタイミング」など、各項目を設定します。（※”Wi-Fi経由のみ”がおすすめです）

オフラインマップをダウンロードする

設定が終わったら、オフラインで使いたいマップ情報をダウンロードします。
まずは通常通り目的地を検索
→目的地の情報ページ画面右上にある「･･･」を押します
→「オフラインマップをダウンロード」を押します
→青い枠が出るのでマップ範囲を調整します
→画面右下の「ダウンロード」を押して完了です。

目的地を検索して経路を表示する

オフラインマップがダウンロードできたら、ダウンロードした目的地の経路検索をオフラインでも行うことができ、通常通りマップを使うことができます。
ただし、オフラインマップには注意点もあるため、次の項目で解説します。

オフラインマップの注意点

便利なオフラインマップ機能には、注意点もあります。

車以外の経路検索はできない

オフラインマップをダウンロードすれば目的地までの経路検索ができますが、それは車の経路に限られており、車以外の徒歩や電車、自転車などの経路検索は使えません。

別の経路や交通状況などは使えない

オフラインマップの経路検索機能では、交通状況、別の経路、車線案内機能なども使うことができず、制限されています。
複雑な道路が経路上に含まれている場合、注意が必要です。

オフラインマップはデータ容量が大きい

オフラインマップはデバイス上にデータとしてダウンロードするわけですが、データ容量が大きいのも注意点です。
マップを保存しすぎるとデバイスの容量を大幅に使ってしまうため、使わなくなったオフラインマップデータはアプリから削除するようにしましょう。

スポットでギガ容量を少し追加するのがおすすめ

グーグルマップのオフラインマップ機能の使い方を説明してきましたが、使える機能の制限が多いことも分かったかと思います。
このような制限がかかると使いづらいという人は、スポットでスマホの通信容量を追加購入するのがおすすめです。

通信容量が1GBあれば、グーグルマップは200時間程度使用することができます。
通信制限がかかって不便な人は、ギガを少量追加購入し、ストレスなくグーグルマップを使うようにしましょう。
OCN モバイル ONEの契約者は、1GBをたった550円（税込）で追加購入できます。

まとめ

この記事では、

• 各目的やコンテンツごとに必要な通信量（データ量）はどれくらいなのか
• グーグルマップの使用に必要な通信量（データ量）はどれくらいなのか
• スマホの通信制限中にできること・できないこと
• グーグルマップをオフラインで使う方法と注意点

以上を詳しく解説してきました。

ここまで読めば、グーグルマップの基礎についてある程度理解ができたかと思います。
グーグルマップはそこまで通信量を必要とはしないので、通信制限がかかった時にはギガ数をスポットで1GBのみ購入するのがおすすめです。

1. OCN クイズ
2. ITクイズ
3. 通信制限中でもグーグルマップは使える？オフラインで使う方法も