Zoomに必要なギガ数はどれくらい?ギガの節約方法も解説

IT

2023/02/02

Zoomを1時間使うにはどれくらいのギガ数が必要?

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Zoomに必要なギガ数はどれくらい?ギガの節約方法も解説

Zoomに必要なギガ数はどれくらい?ギガの節約方法も解説


リモートワークが一般的になり、一気にウェブ会議は普及しました。
そんなウェブ会議ツールの代表格がZoomですが、Zoomを使うには一体どれくらいのギガ数(通信量)が必要なのでしょうか?

本記事では、Zoomに必要なギガ数の解説はもちろん、そもそものギガの定義や1ギガ(GB)の通信量でできること、さらにはギガの節約方法の解説まで行っていきます。

また、最後にはギガの消費を気にせずにZoomを使う方法もご紹介しますので、参考にしてみてください。

まずはギガの単位をおさらい

「ギガ」とは「ギガバイト(GB)」の略称であり、通信量の一つの単位です。
通信量とはデータの大きさも示しており、長時間の動画や高画質の画像などはデータの処理により多くの時間と通信量が必要になります。

一方で「ギガ」はあくまで通信量の単位の一つであり、そのほかにも通信量の単位は存在しています。
通信量の全ての単位を理解するためには、まずは通信量の最小単位である「バイト(B)」を理解しておきましょう。

「1バイト」という単位は、半角英数文字1文字分の通信量です。
そして「バイト」以降の単位は、1024バイト=1キロバイト(KB)、1024キロバイト=1メガバイト(MB)、1024メガバイト=1ギガバイト(GB)というように通信量の単位が大きくなっていきます。

ですので、「ギガ」という単位は通信量の中でも比較的大きい単位であることが分かるかと思います。
補足として、上述した通信量の単位が全て「1024」の単位で区切られているのは、コンピュータは2進法で考え動作するため、1024という数字は2の10乗であることから区切りが良いのが理由です。

また、他にもパソコンやスマホ自体の容量やメモリ表示として「ギガ」が使われますが、これは通信量のギガとは別物のため、分けて理解しておきましょう。

1ギガ(GB)でできることは?

■1ギガ(GB)でできることは?


「ギガ(GB)」及び通信量の定義について説明してきましたが、次は具体的に、通信量が1ギガ(GB)あれば何がどれくらいできるのか、比較表で簡単に解説していきます。

目的・コンテンツ 1ギガ(GB)でできること
ウェブの閲覧 約3,300ページ分の閲覧
※1ページ閲覧ごとに300KB消費
LINEトーク 約50万回の送受信(テキストのみ)
※1回500文字で計算
LINE通話 約55時間
※1分ごとに300KB消費
メールのやり取り 約20万通(テキストのみ)
※1通300文字で計算
動画の再生 約2時間(標準画質の場合)
※画質は480pで計算
音楽の再生・ダウンロード 約250曲
※1曲あたり4MBで計算

以上が、通信量1ギガ(GB)でできることの目安です。
こう見ると、1ギガ(GB)あれば多くのことを楽しめることが分かります。

一方で、動画の再生には比較的多くの通信量が必要となり、人によって1ギガ(GB)は不十分と感じる人もいるはずです。

そのため、一概に1ギガ(GB)が多いか少ないかの判断はできませんが、LINEのメッセージやウェブ閲覧など、通常生活に最低限必要なことであれば、1ギガ(GB)で賄うことができそうです。

Zoomに必要なギガ数の目安はどれくらい?

では本題の、Zoomに必要なギガ数の目安を解説していきます。
パソコンの場合とスマホの場合で必要なギガ数の目安は変わるのか、見ていきましょう。

パソコンの場合

パソコンでZoomを利用する場合、音声のみの通話であれば1時間でおおよそ60MBを消費するとされています。
また、ビデオ通話の場合は、1時間でおおよそ420MBを消費するとされています。

こう見ると、音声のみの通話に比べて、ビデオ通話は約7倍の通信量を必要とすることが分かります。

スマホの場合

スマホでZoomを利用する場合、音声のみの通話であれば1時間でおおよそ50MBを消費するとされています。
また、ビデオ通話の場合は、1時間でおおよそ480MBを消費するとされています。

スマホの場合、音声のみの通話に比べて、ビデオ通話は10倍近い通信量を必要とすることが分かります。
また、ビデオ通話の場合はパソコンよりもスマホの方が比較的通信量を必要とするのも特徴です。

使用時間別に必要なギガ数

では最後に、Zoomの使用時間別に必要なギガ数を比較表でまとめます。
まずは音声のみ通話の場合、その後にビデオ通話の場合で分けて解説します。

Zoom使用時間
(音声のみ通話)
パソコンの通信量 スマホの通信量
10分 約10MB 約7MB
30分 約30MB 約20MB
1時間 約60MB 約40MB
2時間 約120MB 約80MB
3時間 約180MB 約120MB

音声のみ通話の場合は、スマホ利用の方がギガの消費を抑えることができそうです。

では、ビデオ通話の場合はどうでしょうか。

Zoom使用時間
(ビデオ通話)
パソコンの通信量 スマホの通信量
10分 約70MB 約80MB
30分 約210MB 約240MB
1時間 約420MB 約480MB
2時間 約840MB 約960MB
3時間 約1,260MB
(1.26GB)
約1,440MB
(1.44GB)

ビデオ通話の場合は、パソコン利用の方がギガの消費を抑えることができそうです。
スマホ利用の場合は、Zoomを2時間使うと大体1ギガ(GB)に達してしまうため、使い過ぎには注意が必要です。

また、上記の数値はあくまで目安であり、インターネット環境などによって数値は前後します。

Zoomはテザリングでも使えるの?

Zoomは、スマホのテザリング機能を活用して利用することも可能です。
テザリングを使えば、電波がある場所であれば基本的にどこでもZoomを使うことができます。

一方で、テザリングは通常のデータ通信よりも通信速度が遅く、通信量も多く使ってしまうこともあるため、緊急時の使用程度に抑えておくことをおすすめします。

Zoomでギガ消費量を節約する方法は?

■Zoomでギガ消費量を節約する方法は?


では次に、Zoomでギガの消費(通信量)を節約する方法を具体的に解説していきます。

ビデオ通話ではなく音声通話のみにする

上述した比較表を見てもわかる通り、ビデオ通話にはより多くの通信量を必要とします。
そのため、ビデオ通話を使わずにZoom会議を行える場合は、なるべく音声のみで通話するとギガの消費を節約することができます。

HD(高解像度)を無効化

Zoomでは、利用プランによって720pの高品質ビデオ(HD)機能が有効になっている場合があります。
高品質=より多くの通信量を必要とするため、こういったプラス機能が必要のない人はHDを無効化し、ギガの消費を節約しましょう。

ミーティングを最小化する

Zoomのミーティング画面自体を小さくすると、ギガの消費を抑えることができます。
特にビデオ通話の場合は音声のみ通話よりも効果が出やすいので、試してみることをおすすめします。

ホストではなく参加者画面に切り替える

Zoomでは、ホスト画面と参加者画面を切り替えることができます。
特にZoomへの参加者が多く、それぞれがビデオ通話を利用している場合は、非常に多くの通信量を必要とします。

こういった時には、ホスト画面と参加者画面を切り替えることで、画面上のビデオになっている面積を、自分をメインにして小さくすることができ、結果ギガの消費を節約することができます。

画面共有機能を使わない

画面共有機能も、ビデオ通話と同じで比較的多くの通信量を必要とします。
ですので、共有したい資料などがある場合は事前に参加者に配布しておくなどすれば画面共有の機会が減り、結果的にギガの節約につながります。

まとめ

この記事では、Zoomに必要なギガ数の解説、ギガの定義、1ギガ(GB)の通信量でできること、さらにはギガの節約方法まで解説しました。
Zoomは比較的多くの通信量を必要とするサービスのため、賢く使う必要があります。

自分に最適なインターネット環境を見つけてみましょう。

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