SIMカードの種類を機能・サイズ別に徹底解説!正しい選び方とは?

IT

2023/05/12

スマホなどの端末内にあらかじめ組み込まれたSIMを何と呼ぶ?

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SIMカードの種類を機能・サイズ別に徹底解説!正しい選び方とは?

SIMカードの種類を機能・サイズ別に徹底解説!正しい選び方とは?


SIMカードは、機能やサイズといった面でいくつか種類があります。
また、通信キャリアも、大手通信キャリアと格安SIMキャリアの2つに大きく分けられ、それぞれメリット・デメリットがあります。

そこで本記事では、SIMカードの種類を機能・サイズの両面で解説し、大手通信キャリアと格安SIMキャリアの違いや正しい選び方についても併せてお伝えしていきます。

SIMカードとは?

「SIM」とは、英語で「Subscriber Identity Module(サブスクライバー・アイデンティティ・モジュール)」の略です。
分かりやすく日本語に訳すと、お客さまごとに固有の番号を割り当てられた部品のことを言います。

また、SIMは小さなカードの形をしていることから、「SIMカード」と呼ばれています。
このSIMカードをスマホやタブレット端末などに挿入することで、インターネット通信や音声通話が使えるようになります。

SIMカードの種類(機能編)

SIMカードの種類(機能編)


SIMカードには、機能面において3つの種類があります。
それぞれ簡単に解説していきます。

音声対応SIM(インターネット・通話・SMS)

インターネット・通話・SMSのすべての機能を使えるSIMカードが、「音声対応SIM」です。
スマホやタブレット端末で3つすべての機能を使っていきたいという方は、音声対応SIM一択になります。

SMS対応SIM(インターネット・SMS)

インターネットとSMS機能に絞り、通話機能を持たないSIMカードが、「SMS対応SIM」です。
電話は使わないけどSMS機能はほしいという方は、SMS対応SIMを選ぶようにしましょう。

通信キャリアによっては、SMS対応SIMという種類がない場合もあります。

データ通信専用SIM(インターネット)

インターネット機能だけに絞ったSIMカードが、「データ通信専用SIM」です。
電話もSMSも使わないという方におすすめで、3種類のSIMカードの中ではもっとも通信料が安くなります。

データ通信専用SIMは、端末を2台持ちする場合の選択肢としてもおすすめです。

SIMカードの種類(サイズ編)

SIMカードの種類(サイズ編)


SIMカードは、基本的に3種類のサイズに分けられています。
それぞれ簡単に解説していきます。

標準SIM

3種類のSIMカードの中で一番大きいサイズが、「標準SIM」です。
サイズは25mm×15mm、厚みは0.76mmです。

現在、この標準SIMサイズを採用しているスマホはほとんど販売されていません。

microSIM

上述した「標準SIM」の次の規格として普及したのが「microSIM」です。
サイズは15mm×12mm、厚みは0.76mmです。

厚みは標準SIMと変わりありませんが、サイズがより小さくなっています。

nanoSIM

3種類のSIMカードの中で一番小さいサイズが、「nanoSIM」です。
サイズは12.3mm×8.8mm、厚みは0.67mmです。

現在もっとも普及しているサイズで、microSIMよりも厚みとサイズともにさらに小さくなっています。
これ以上にSIMカードを小さくすることは、技術的に難しいと言われています。

eSIMとは?普通のSIMカードと何が違う?

SIMカードには「eSIM」という種類もあり、「eSIM」はスマホなどの端末自体にあらかじめ埋め込まれたSIMのことです。
上述した3種類(サイズ)のSIMカードとは異なり、物理的に差し替える必要がありません。

また、「eSIM」であれば、オンライン上の手続きだけで簡単に通信キャリアを変更することもできます。

格安SIMキャリアとは?なぜ格安なの?

格安SIMキャリアとは、月々の通信料が格安になる通信キャリアのことを指します。

月々500MBや1GBなどの小単位で、通信プランが格安で用意されています。
大手通信キャリアは、各キャリアそれぞれが自社の通信網(回線)を全国に持っています。

一方で格安SIMキャリアは、基本的に自社の通信網(回線)を持っていません。
そのため、格安SIMキャリアは大手通信キャリアの回線を安く借りることで通信サービスを提供しています。

また、大手通信キャリアと比べて人件費などのコストを削っており、それによってユーザーに格安でサービス提供ができるという仕組みです。

SIMカードの正しい選び方

SIMカードの正しい選び方


次に、SIMカードの正しい選び方についてお伝えしていきます。

以下では、大手通信キャリアをおすすめできる人、格安SIMキャリアをおすすめできる人に分けて選び方をお伝えします。

通信品質を重視するなら大手キャリアがおすすめ

大手通信キャリアの強みは、安定した通信・通話品質です。
各キャリアそれぞれが自社の通信網(回線)を全国に持っているため、大手通信キャリアの通信・通話品質は格安SIMキャリアよりも安定しています。

一方で、月々の通信料は格安SIMキャリアと比べると高くなるデメリットもあります。
価格よりも品質や安心感を求める方は、大手通信キャリアがおすすめです。

シンプルさや価格重視なら格安SIMキャリアがおすすめ

格安SIMキャリアの強みは、格安で通信・通話を利用できる点にあります。
また、料金プランも非常にシンプルで、分かりやすい設定になっています。

一方で、通信・通話品質が大手通信キャリアと比べて安定しづらく、通信速度も遅くなりがちというデメリットもあります。
月々の通信料をとにかく安く抑えたいという方には、格安SIMキャリアがおすすめです。

まとめ

本記事では、SIMカードの種類を機能・サイズの両面で解説し、大手通信キャリアと格安SIMキャリアの違いや正しい選び方についてもお伝えしました。

SIMカードは、種類も通信キャリアもさまざまです。
本記事を参考に、自分に合った適切なSIMカードを探してみてください。

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