ギガバイト(GB)とは?基礎知識やKB・MBへの換算、1GBでできることを解説

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2023/01/15

1ギガ(GB)とはどういうことですか?

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ギガバイト(GB)とは?基礎知識やKB・MBへの換算、1GBでできることを解説

ギガバイト(GB)とは?基礎知識やKB・MBへの換算、1GBでできることを解説


データ容量が1ギガ(GB)あると、どんなことができるのか、どれくらいの容量なのか、気になる人は多いかと思います。
また、そもそも1ギガ(GB)とは何なのか、基礎を理解したい人もいるはずです。

そこでこの記事では、そもそもの「ギガ」に関する基礎的な解説からはじめ、メガバイト(MB)やキロバイト(KB)など、そのほかの単位の解説、そして1ギガ(GB)でできることについて各サービス別に解説していきます。

また、最後には月々少ないデータ通信量で契約できる通信サービスも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ギガ(GB)とは?通信量の単位について基礎を解説

ではまず、ギガ(GB)とは何なのか、基礎的な解説から行なっていきます。
前半ではギガの定義を解説し、後半ではその他のデータ量の単位、そして混同されがちな通信速度の単位についても併せて解説していきます。

ギガ(GB)とは

普段スマホで動画を見たりメッセージを送ったり、さまざまなアプリを使ったりするのには、データ通信が必要です。
データ通信は、「通信量」または「データ量」として示され、データの大きさによって単位が分けられます。

そして、その中の単位の一つが「ギガ(GB)」です。
つまり、ギガとはあくまでいくつかある単位の一つであり、通信量=ギガではありません。

通信量の全単位を解説

では、ギガ(GB)以外の通信量の単位について解説をしていきます。
全単位を理解するには、まず通信量の最小単位である「バイト(Byte)」を理解する必要があります。

「1バイト」は、半角英数文字1文字分の通信量です。
そして、1024バイト=1キロバイト(KB)であり、以降は1024キロバイト=1メガバイト(MB)、1024メガバイト=1ギガバイト(GB)というように通信量の単位が大きくなっていきます。

単位が全て「1024」の単位で一区切りとなっているのは、コンピュータが2進法で動作するためです。
1024という数字は2の10乗であり、これは2進法の観点で見ると区切りが良く分かりやすいため、通信量は1024の単位で一まとめとなっています。

通信速度の単位とは別物

上述した「通信量」の単位とよく混同されてしまうのが、「通信速度」の単位です。
通信速度の単位は「bps(ビーピーエス)」という単位で区別されています。
単位は、下記の表のように区分されます。

単位 意味
bps 1秒間で、1ビットのデータ転送ができる速度
Kbps 1秒間で、1キロビットのデータ転送ができる速度
1Kbps=1,000bps
Mbps 1秒間で、1メガビットのデータ転送ができる速度
1Mbps=1,000Kbps
Gbps 1秒間で、1ギガビットのデータ転送ができる速度
1Gbps=1,000Mbps
Tbps 1秒間で、1テラビットのデータ転送ができる速度
1Tbps=1,000Gbps

表の下に行くほど、通信速度は速くなります。
「bps」は「bit per second(ビット・パー・セコンド)」の略であり、1秒間でどれだけのデータ量を転送できるかが表されています。

表の中の単位のひとつである「Gbps」は、通信量の単位である「GB(ギガ)」と似ているため、混同されることが多いです。
「通信量」と「通信速度」は全くの別物ですので、それぞれの定義をしっかりと理解しておきましょう。

1ギガ(GB)は多い?少ない?1ギガ(GB)でできることを徹底解説

■1ギガ(GB)は多い?少ない?1ギガ(GB)でできることを徹底解説


ここまでは通信容量としてのギガの定義について解説してきましたが、次は具体的に1ギガ(GB)の通信容量があれば何ができるのか、どこまでできるのかを解説します。
LINEやYouTube、Instagram、音楽アプリなど、主要なコンテンツ・サービス別に1ギガ(GB)でできることを詳しく解説していきます。

LINEで1ギガ(GB)あればできること

日常的にほぼ毎日LINEを使っている人は非常に多いかと思います。
1ギガ(GB)で何がどれくらいできるのか表で見ていきましょう。

内容 1GBでできること
トークのみのやり取り 約50万回
スタンプのやり取り 約20万回
通話(声のみ) 約55時間
ビデオ通話 約3時間
画像の送受信 500〜3,500枚
(画質により異なる)

こう見ると、LINEの使用は1ギガ(GB)あれば十分のことができます。
ただし、ビデオ通話は多くのデータ量が必要になるため、使いすぎには注意が必要です。

YouTubeで1ギガ(GB)あればできること

YouTubeも、日々利用している人は多いかと思います。
YouTubeの動画再生においては、1ギガ(GB)でおおよそ1〜3時間視聴することが可能です。

画質 1GBで再生できる視聴可能時間
360p(低画質) 3時間
480p(標準画質) 2時間
720p(高画質) 1時間

動画の再生画質によってデータの使用量は左右されるため、1ギガ(GB)で再生できる時間は1〜3時間と誤差が生じます。
画質が360pの低画質であれば約3時間、480pの標準画質で約2時間、720pの高画質で約1時間のYouTube再生が可能です。

InstagramなどSNSで1ギガ(GB)あればできること

Instagramなどを筆頭に、SNSを日々利用する人も多いかと思います。
人によっては1日に何度もSNSアプリを開く人もいるはずです。
そんなSNSですが、代表的なInstagramに絞って、1ギガ(GB)でできることをまとめました。

内容 1GBでできること
写真の閲覧 約1時間
動画の閲覧 約2時間30分
ストーリーの閲覧 約2時間30分
インスタライブ 約3時間

Instagramは、実は写真の閲覧に最もデータ通信量を使います。
これは、Instagramでは動画の画質は抑えて再生されるようになっているのが理由で、写真閲覧の方が高画質のためデータを消費します。

音楽アプリで1ギガ(GB)あればできること

音楽アプリも、さまざまなアプリ(サービス)が存在します。
実は音楽アプリによって1曲の再生・ダウンロードに必要な通信量は少し異なるため、比較表で簡単にまとめてみます。

音楽アプリ 1曲(約5分)の再生に必要な通信量
Apple Music 約5MB(標準音質)
約15MB(高音質)
Spotify 約4MB(標準音質)
約12MB(高音質)
YouTube Music 約9MB(標準音質)
約18MB(高音質)
Amazon Music 約6MB(標準音質)
約20MB(高音質)
LINE MUSIC 約7MB(標準音質)
約12MB(高音質)

上記はあくまで目安数値ですが、こう見ると音楽1曲の再生・ダウンロードには最低でも4MB以上必要なことが分かるかと思います。
つまり、1ギガ(GB)あれば最大で約250曲の再生・ダウンロードが可能です。
音質を上げる場合は、再生可能曲数は少なくなります。

グーグルマップで1ギガ(GB)あればできること

最後は、グーグルマップの使用は1ギガ(GB)でどれくらい可能なのか解説します。
グーグルマップは、1時間使い続けると3MB〜6MB程度のデータを消費すると言われています。

これを、平均して1時間あたり約5MB使用と仮定すると、グーグルマップは1ギガ(GB)で約200時間の使用ができることになります。
グーグルマップを200時間以上使い続ける状況はほぼないかと考えられるため、1ギガ(GB)あれば十分でしょう。

1ギガ(GB)でできることは意外と多い

■1ギガ(GB)でできることは意外と多い


ここまでの記事を読めば、1ギガ(GB)あれば意外と多くのことができるのではないか、と気づく方もいるのではないでしょうか。
ですので、そこまで大量のデータ使用量が必要ない人は、少量の通信量プランがおすすめです。

月々少量の通信量で契約できるキャリアがおすすめ

月々1ギガ(GB)も使用しない人も多くいるかと思います。
そんな人には、月々1ギガ(GB)、あるいはそれ以下の通信容量コースで契約できるキャリアがお得で、おすすめです。

まとめ

この記事では、そもそもの「ギガ」に関する基礎解説からはじめ、メガバイト(MB)やキロバイト(KB)など、そのほかの通信量の単位の解説、そして1ギガ(GB)でできることについて各サービス・コンテンツ別に解説しました。

1ギガ(GB)でできることは意外と多いため、少ないデータ通信量で間に合う人も多いのです。

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