06-07シーズンのチャンピオンズリーグも3試合を終え、早くもグループリーグの折り返し地点に入った。欧州各国のスタジアムは毎試合ほぼ満員となっており、今季も出場各クラブとUEFAにとってはかなりおいしい大会となっている。これまで全勝のチームはリヨン、チェルシー、バレンシア、マンチェスターU、バイエルンで、彼らのベスト16進出はほぼ当確だ。最新のブックメーカーのオッズを見ても、これらにバルセロナが加わったグループが優勝候補筆頭となっている。
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セルティック躍進の原動力になっている俊輔。右足の精度の高さはレッジーナ時代には見られなかったものだ。
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これらビッグクラブほどではないが、セルティック躍進の報道も大きい。初戦のマンチェスターU戦で2-3と善戦、その後コペンハーゲンとベンフィカに連勝しすでに勝ち点は6。スコットランドでは一般紙もタブロイド紙もすべて「次のベンフィカ戦で決勝トーナメント進出決定か」という論調になっている。ベンフィカのホームで行われる第4戦、1967年にこの地でチャンピオンズカップを勝ちとったセルティックにとって、リスボンは思い出深い地だ。優勝カップは今ではセルティックパークの一室に掲げられ、東側のスタンドは“リスボン・ライオンズ”と名づけられている。そんな地でベスト16入りを決めたいというわけだ。またイングランドはもちろん、イタリアでもセルティックの躍進は報じられており、特に以前イタリア代表相手に得点したスコットランド代表FWミラーや、元レッジーナの中村俊輔への注目は高い。ちなみに最近右サイドから好クロスを送る中村に対して、SKYイタリアのコメンテーターは「中村は右足でもあんなクロスを蹴れるのか」と驚いていた。たしかにレッジーナ時代はまったく見られなかった光景である。
“欧州最強”一転、2位もあぶないインテル
一方、失望が大きいのはインテルだ。シーズン前、モウリーニョに「欧州最強」と言わせながら、始まってみればスポルティングリスボンとバイエルンミュンヘンに2連敗。第3戦のスパルタクモスクワにはかろうじて勝利したものの、2位の座をめぐり最後まで全力でやらなければならなくなった。そんな一大事に、本来はエースのアドリアーノが「精神的、肉体的な疲労を取るため」ブラジルに帰国。絶不調の彼だが、最近は数人の女性と自宅でホームパーティをしている写真がメディアに流れるなどイメージも悪かった。マンチーニ監督は「12月のチャンピオンズリーグには間に合う」と言うが、最近ミラノでは「もうクルスでいいんじゃないか」という声もちらついている。
序盤戦最大の注目カード、チェルシー対バルセロナ戦で主役の座を奪ったのはすばらしいゴールをあげたドログバだったが、陰の主役はまちがいなく右サイドバックのブラルースだった。ブラルースが対面するロナウジーニョを完全にシャットアウトしたため、バルセロナの攻撃力は半減。ロナウジーニョを縦に抜かせない半身の姿勢をとり、中に切れ込めばエシアンとマケレレではさむという守備をしており、あの試合ではこれが完全にはまっていた。15億円という買い物だったが、この活躍を見れば高くはないだろう。バルセロナに勝ったチェルシーはベスト16進出がほぼ決定、一方バルセロナは勝ち点4にとどまり、ブレーメンと最後まで2位争いをすることになりそうだ。このカードはここ数年の名勝負となっているが、ひとまずはチェルシーが先手を取った形となっている。
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