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5分でわかる国語講座
その壱 外来語

私たちが日常、フツーに使っている「外来語」。そのルーツは、英語のほかにもポルトガル、中国など、実に多種多様。あの言葉が、まさかあの国の言葉に由来していたとは!? 常識レベルから、知ってたら自慢できるものまで、「外来語」をマスターして使いこなそう!
講座メニュー
1 外来語

2 慣用句

3 擬音・擬態語

4 同訓・同音異義語

5 ことわざ四字熟語
 
point1 外来語=英語と思ったら大間違い!
合羽
英語でいう「レインコート」が、日本語の「合羽」だというのが多くの人の認識。だが、この言葉、実はポルトガル語の「capa」からきている外来語である。16世紀前後、日本に来航したポルトガル人やスペイン人が着ていた「袖がなく裾が広いもの」にちなんでおり、雨具として使われているうちに、現在のような袖のついた「合羽」が登場したというわけだ。ちなみに、明治以降には防寒用のものが「マント」と呼ばれ、雨具用が「合羽」や「雨合羽」と呼ばれるようになった。

ズボン
ズボン
意外にも語源はフランス語。「ジュポン」といって、もとはペチコートやアンダースコートなど、女性用の下着全般を指す言葉だった。今の日本では、ズボンのことを「パンツ」と言ったり、ファッション誌などにいたっては「ボトム」と呼んだりするが、おフランスが語源となると、案外「ズボン」もカッコいい言葉のように思えてきたりしないだろうか?

point2 軽いノリは日本ゆえ?こんなに違う日本語的解釈
カンパ
日本では、ふところが寒いとき、電気やガスを止められたときなどに、「カンパして!」といった感じで、実に軽いノリで使われがちな言葉。しかし、もともとはロシア語の「カンパ二ア」が語源で、政治的な寄付金や闘争活動などに使われていたそう。本来はもっと、おごそかな意味を持つ言葉だったのだ。ちなみに、闘争活動の意味合いでの「カンパ」は英語の「キャンペーン」にも通じる語である。

サボる
サボる
フランス語の「サボタージュ」からきているのは有名。そして、この「サボタージュ」は、フランスで労働者が争議中に「サボ」といわれる木靴で機械などを破壊したことから来た言葉だという。学生が部室でウダウダしたり、無気力なサラリーマンが喫茶店でダラ〜ッとしたりという、日本の「サボり方」とは違って、ずいぶん意欲的でアグレッシブなサボりなのである。

point3 つい自慢したくなる! 鼻高々の語源あれこれ
ニヤける
ニヤける
なんと語源は中国語! 「若気」と書いて「ニャクケ」と発音し、もともとの意味は「男が弱々しく色っぽいこと」を言った。確かに、「ニヤける」顔といえば、女性よりは男性の、そしてスケベなイメージがあるけれど…。ちなみに、男色の若者や男妾、女装の男性も「ニヤケ男」と呼ばれていたそうだ。

カステラ
ポルトガル語から由来しているというのは有名だが、語源は2説ある。1つは、今のスペイン北部から中部を占めていた王の名前が「カステラ」だったという説。そして、カステラ伝来のとき、日本人が「なんという菓子か」と尋ねたところ、ポルトガル人が「どこの国の菓子か」と聞き違えて「カルテーリア(当時スペインのことをそう呼んだ)」と答えたことが、菓子の名前として誤解され、定着したという説も。正式名称は「パン・デ・カステーリヤ」で、「カステラ王のパン」という意味。

ピンキリ
成績やモノの出来・不出来、容姿の良し悪しまで、ずいぶん幅広く使われる「ピンからキリまで」。「最も良いものから最も悪いものまで」のほか、「はじめから終わりまで」の意味を持つが、実はこの「ピン」「キリ」はポルトガル語である。「ピン」は「pinta(点)」で「第一番」「最上のもの」を指し、「キリ」は「cruz(十字架)」で「十(十字架から転じて)」「最後のもの」「最低のもの」を指すという。それにしても、ここまで日本語に馴染みきった外来語も珍しい…。
外国語の法則
ポルトガル語から由来した外来語には、カステラ、ジャガイモ、ガラスなど、鎖国時代に持ち込まれたものが多い。
アジト、ノルマ、カンパなど、ロシアからの外来語は、政治的意味合いが強いものが多い。
上品なイメージのフランス語由来の外来語は、トリュフ、フォアグラ、オードブル、ソテーなど、美味しそうなものが多い。


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