OCN - Open Computer Network Header

Header

インターネット回線はより高速化していく

今後、インターネットのための通信回線は、増々高速化していきます。現状、光回線であれば、最大速度は概ね1Gbps(※)ですが、これが近い将来、10Gbpsまで高速化されるでしょう。

※1Gbps = 約1000Mbps

また、インターネット上のネットワーク同士をつなげる「バックボーンネットワーク」についても、高速化は進んでいきます。

現在のOCNバックボーンネットワークは、1本の光ファイバーあたり100Gbpsの転送速度ですが、これが近い将来に400Gbps、場合によっては1000Gbps程度にまで高速化する見込みです。実に、今の10倍の速度になります。

NTTコミュニケーションズ
技術開発部 担当部長
宮川晋

「半導体技術の進歩により処理速度が上がった結果、このような高速化が実現していきます。早ければ東京オリンピックが開催される頃には実現しているかもしれません」(NTTコミュニケーションズ技術開発部 担当部長 宮川晋)

インターネットへのアクセスは、モバイルからの割合が増加傾向にあります。現在OCNでは、MVNO(※)として「OCN モバイル ONE」を展開していますが、モバイルについてもさらなる高速化が可能です。

※MVNO……無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提供する事業者(仮想移動体サービス事業者)

技術的には光ファイバーと同様、電波に載せる信号の処理を高度化することで可能となり、新しい周波数帯の利用や、異なる周波数帯を束ねて通信する技術も活用されます。「OCN モバイル ONE」が使用しているNTTドコモの回線でいえば、2020年には10Gbpsまでの高速化を目指しています。

近未来、私たちの生活はどう変わるのか

このようにインターネットが高速、大容量化になる一方で、あらゆるものがインターネットに繋がると、私たちの生活はどのように快適になっていくのでしょうか。

今後は、わたしたちの生活に関するありとあらゆるデータがクラウドサーバー(※)に蓄積されて活用されることでしょう。時計などのような身につけるタイプのウェアラブル・デバイス(※)を通じて私たち自身の身体情報なども全てクラウドサーバーに転送されるのです。

※クラウドサーバー……インターネット上に存在し、ユーザーがその上の様々な機能やサービスを利用できるサーバー
※ウェアラブル・デバイス……人間が身体に身につけるタイプの電子機器。スマートウォッチや活動量計、メガネ型デバイスなど

そして、クラウドサーバー上にはあらゆる情報を最適に処理するAI(※)の存在があります。例えば、蓄積されたデータから私たちの健康状態を分析して適度なフィットネス・プランを作ってくれたり、冷蔵庫の食材の情報からおすすめの献立を提案する、などといったことも実現するでしょう。

※AI……人工知能(Artificial Intelligence)の略。コンピューターの上などで人工的に実現される知能。

つまり、インターネットの進化により、端末側では「情報」のみを集め、すべての「情報処理」はクラウドサーバーで行われ、最終的に手元の端末に「結果」がダウンロードされるという流れになっていくのです。

あらゆるものがインターネットにつながり、あらゆるデータがクラウドで処理されるようになると、私たちはその膨大なデータを活用することができるようになります

全てがインターネットにつながる、ある朝の光景

ここでは、インターネットの進化によって実現するであろう、夢のような未来の一端を見ていきましょう。

朝。あなたは6時42分に目覚まし時計の音で目を覚まします。ただし、前日にアラームをセットしておいたわけではありません。クラウドサーバーのAIが、その日の朝のあなたの予定や前日の就寝時間や睡眠の質、前日のアルコール摂取量などを分析、さらには身だしなみや朝食の平均所要時間、天気や道路情報などを考慮に入れた上で、最適なタイミングでアラームを鳴らしたのです。

あなたは起床して、鏡の前で身だしなみを整えます。その日の予定を頭に思い浮かべながら、TPOに合わせスタイリングするのは面倒なこともありますが、AIがその日に会う相手や、しなくてはならない用事などを考慮して、最適なスタイリングをおすすめしてくれます。前日の寝不足が祟って目の下にクマがあったので、ファンデーションで軽くクマを隠すよう、アドバイスもしてくれました。

身だしなみを終え、朝食の支度のために冷蔵庫を開けます。冷蔵庫の中に入っている食材の情報とあなたのコンディションから最適な献立をおすすめしてくれました。献立のレシピは手元のスマートフォンに転送され、動画と音声によるガイドに従えば、簡単に食事の準備ができました。

「移動」の概念が変わる

会社に出社、あるいは買い物にお出かけするときは、今なら玄関を出て、クルマを運転したり、電車に乗って移動したりしますね。しかし、インターネットの進化とともに、この「移動」するということそのものがまったく違ったものになるかもしれません。

例えば、最近話題のVR(※)。通信速度の高速化により、五感の情報を現実と寸分たがわぬところまで再現できるようになれば、実際に現地に行かずとも、家にいながらにして同様の体験ができるようになります。

※VR……バーチャル・リアリティ(仮想現実/人工現実感)の略。VRゴーグルなどにより人間の感覚に働きかけ、現実とほぼ同等の体験を人工的に実現するための技術

「人間の脳に対して一度に入力できる情報量というのには限界があるそうなのですが、通信回線速度は、その限界を超えられそうなのです。そうなると、少なくとも現実とまったく同じ、あるいはそれ以上の情報量を体験でき、バーチャルとリアルの区別がつかなくなるかもしれませんね。」(宮川)

これは、視点を変えれば「瞬間移動」ともいえます。会社で働くのも、友人と会うのも、旅行に行くのもバーチャルでOK、となるかもしれません。

とはいえ、実際に現地に行って作業しなくてはいけないことはなくなりません。そんなときは、VRのゴーグルを装着して、現地にいるロボットを操作すればOK、というふうになるかもしれません。

「クラウド」でもっと便利に

仕事の書類を作ったり、あるいはプライベートで撮影した写真をまとめたり動画を編集したりというときには、自分用のパソコンを使いますね。

現在は、みんな自分用のパソコンを持っています。そこに入っているデータ、書類やアプリで作業する必要があるからです。でも、インターネットが高速、大容量化になると、データもアプリも、さらにはパソコン自体をまるごとクラウドサーバーに入れることが可能になります。

そうなれば、スマートフォンや、あるいは公共の場所に置いてある端末からクラウドサーバーにアクセスして作業ができます。

必ずしも、家やオフィスで作業する必要はなくなります。電車の中だろうが、カフェだろうが、必要な作業がどこでも行えるのです。

さらには、「自分で作業する」という行為すらなくなる可能性もあります。AIに「この前の結婚式の動画を編集しておいて」とか、「○○の企画書を作っておいて」とさえ指示をすれば、クラウドサーバー上で即座に作成して、高速回線を通じて一瞬でスマートフォンに送ってくれるかもしれません。

***

近い未来、私たちの生活はより快適に、より便利になり、今では考えられないほどに様変わりしていくことでしょう。

インターネットが高速、大容量化し、あらゆる機器がインターネットにつながることで、様々な情報がクラウドサーバー上で処理されるようになります。そうなれば、いま以上に膨大な通信量が必要になり、インターネットを支えるインフラの重要性はますます増していきます。

豊かな未来の実現に向けOCNはこれからも継続して、快適で安心・安全なインターネット環境を提供し、お客さまのライフスタイルの変化とともに進化していきます。

OCN20年の歩みとこれから TOPへ

OCNとインターネットの20年

OCN・ネットワークの今

未来のインターネット