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20年前、「OCN」が
インターネットの常識を変えた

NTTコミュニケーションズのインターネットサービスプロバイダ(ISP)「OCN」は20周年を迎えます。

OCNは、国内最大級のインターネット接続サービス。1996年12月に当時の日本電信電話会社(NTT)によってサービスを開始しました。その誕生は、非常に革新的なイベントでした。

OCN誕生前のインターネット

当時のインターネット接続は音声電話回線を使って通信を行う「ダイヤルアップ接続」が普通でした。テキストや画像などのデータを一度アナログ信号に変換してやりとりする非効率的な方式で、そのスピードは理論値で56Kbps、現在から比べると非常に遅い速度です。どのくらい遅いかというと、例えばスマートフォンで撮影した写真をダウンロードする場合、現在のFTTH(光回線)ならあっという間にダウンロード完了できますが、56kbpsだと数分かかってしまう、そんなイメージです。さらに、電話回線を利用しているので、インターネット接続中は電話が話し中でつながらなくなってしまいます。

料金も高額でした。まず、ダイヤルアップ接続の場合、電話回線の料金は音声通話同様、最低でも3分あたり10円がかかってしまいます(自宅とISPのアクセスポイント間の距離次第ではさらに高額になりました)。さらに、回線費用とは別に、ISPの接続料金もかかります。今ではISPの利用料金は定額制が普通ですが、当時は使った分だけ料金がかかる従量制が多かったのです。ですから、回線料金と接続料金を合わせると、利用状況によっては、月数万円になってしまうということがあったのです。

それでも、インターネットがこれからの世の中を変えることを予感していた人たちは、インターネットにつなぐことに熱意を注ぎました。

毎晩23時から翌朝8時までの時間が一定月額料金で接続できる「テレホーダイ」のサービスがNTTにより開始したのが1995年で、インターネットが浸透していく時期を支えていました。

定額常時接続サービス
「OCNエコノミー」登場

インターネットは「いつでも」つながっていてこそよりよく機能するものです。今から考えれば当たり前のことが、当時は当たり前ではなかったわけです。

そんな中、OCNが24時間の常時接続というインターネットユーザーにとっては夢のようなサービス「OCNエコノミー」とともに誕生しました。10万円超が当たり前だった常時接続インターネットを、月額38,000円という定額で提供したのです。

今ではすっかり当たり前になった「常時接続」が一般に普及した契機になったのが「OCNエコノミー」だといえるでしょう。

また、OCNは電話回線からインターネットに接続するための「アクセスポイント」展開に力を注ぎ、1999年には日本のISPとしてはじめて全国展開を 完了するなど、インターネット環境の整備に努めていました。ダイヤルアップ接続の場合、自宅とアクセスポイントの距離が電話料金に直接反映されるため、ユーザーにとっては自宅の近くにアクセスポイントがあることで、安価に接続できることから大変喜ばれたのです。

回線速度は20年で約7,800倍に

OCNが普及のきっかけとなった常時接続は、2000年頃からは高速化がどんどん進み、一方で接続料金は安くなっていきました

「ADSL」は電話回線を使ってインターネットに接続する高速・大容量通信サービスで、最大で50Mbps程度と、1996年頃のダイヤルアップ接続に比べて約900倍の通信速度が実現できました。

次にやってきたのは光ファイバーの時代です。一戸建てはもちろん、マンションなどの集合住宅でも光回線が利用できるようになりました。スピードはさらに一桁上がり、100Mbps、そして今では1Gbpsに達しています。20年前の実に約7,800倍の速度です。

インターネット上の脅威に対して

コンピュータウィルス遭遇経験者の割合の推移
(独立行政法人情報処理推進機構 「国内におけるコンピュータウイルス被害状況調査」報告書 2003年版より)

インターネットを利用する人が増え続ける中で問題になってきたのが、サイバーセキュリティです。ウイルス、不正アクセスなど脅威が顕在化してくる中、インターネットの利用者は、それらの脅威から身を守る必要が出てきました。

そんな状況に、ISPとしてOCNはいち早く手を打ちました。2001年には他社に先駆けて本格的な「ウイルスチェックサービス」を提供。

近年では、総務省が官民連携で進めているマルウェア(悪意のあるソフトウェア)対策プロジェクト「ACTIVE」への参加や、マルウェア(悪意のあるソフトウェア)による不正な通信を遮断する国内IPS初のサービス「マルウェア不正通信ブロックサービス」の提供など、利用者の安全を守るための取り組みを進めています。

インターネットを支えてきた
OCNとNTTコミュニケーションズ

快適なインターネットを、リーズナブルな料金で24時間365日楽しめるのは、様々な事業者などが支えるインフラがあるからです。OCN、そしてNTTコミュニケーションズは、そのインターネットのインフラにおいて大きな役割を果たしてきました。

「インターネットの速さ」というのは、パソコンやスマートフォンで利用している光ファイバーやLTE、Wi-Fiといったアクセス回線の速さに加えて、「バックボーン」の容量も大切になります。

バックボーンとは、インターネットなどの大規模通信ネットワークにおける、事業者間や拠点間などを結ぶ高速・大容量のネットワーク回線を指します。例えば、日本とアメリカを海を渡ってつないでいる回線も、広い意味でのバックボーンです。

OCN(NTTコミュニケーションズ)のバックボーンは、世界的にみても有数の規模と品質を誇っています。下記の図は、OCNのバックボーン容量の推移です。

グラフを見ると、年を経るごとにバックボーン容量が拡大しています。増え続けるインターネット通信を、絶え間ない設備増強と技術革新で支え続けているのがOCNといえるでしょう。

「でも、自分はOCN以外のプロバイダーを利用しているから、関係ないな」と考える人もいるかもしれません。しかし、インターネットとは、多くのネットワークが相互に接続し、お互いのインフラを利用しあいながら成り立っています。つまり、OCNをプロバイダーとして利用していない人でも、OCNのネットワークを利用している場合もあるのです。

自宅でも外出先でも、どこでも快適なインターネットが利用できる環境は、OCNのインフラが一役かっているといえます。

<参考>インターネットを行き交うデータは
20年で約13,000倍に

当然、インターネットを行き交うデータの量(トラフィック)も大幅に増えました。日本国内でいうと、1997年に132.5Mbpsだった1日のピークトラフィックの月平均は、2016年3月に1760.3Gbpsと、20年でゆうに約13,000倍に達しています(総務省調べ)。インターネット利用者の増加はもちろん影響していますが、加えて、音声や動画、アプリのダウンロードといったリッチで大容量のデータが日常的にやりとりされるようになったのが大きいでしょう。

総務省「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算」より

ちなみに、1996年当時、パソコンのCPU(中央演算装置)のクロック周波数(処理速度を表す)は200MHz程度でしたが、現在の最新CPUは3GHz(約3,000MHz)を超えており、その速度向上は1,500倍に上がっています。クロック周波数だけがCPUの処理能力の指針になるわけではありませんが、そういったインターネットを利用する端末(デバイス)の性能向上も、音声や動画といった大容量コンテンツを利用しやすくしました。

<参考>日本のインターネット人口は
20年で1億人を突破

固定回線が高速化を進める一方で出現したのが、スマートフォンなどで使われるLTEなどのモバイル回線です。モバイル回線はインターネットの裾野をさらに広げてインターネット人口を増やし、モバイルインターネットだけを利用するユーザーも出現するようになりました。

常時接続、高速化、モバイル化と段階を踏む中で、マニアや研究者のものだったインターネットは、次第に一般の人々にとっても暮らしを豊かにする、そして、欠かすことができないインフラとして浸透していきました。そのインフラを利用するために欠かせないISPであるOCNの20年間の歴史は、日本のインターネットが一般に広まっていく過程の歴史を語っているといっていいでしょう。

OCNサービス開始時の1996年当時、日本のインターネット人口は571.8万人にすぎませんでした(インターネット白書1997調べ)。それが2014年末には1億人を突破しています(総務省調べ)。

総務省「情報通信白書」より

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20年の間、インターネットをめぐる環境は変化し、爆発的な普及に伴いサービスも多様化してきました。OCNでは、これからも継続して、快適で安心・安全なインターネット環境を提供しお客さまのライフスタイルの変化とともに進化していきます。

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