マンガやアニメのキャラ、ゲームのキャラなどに扮する行為、それがコスプレだ。いまや日本の文化とまで言われることがあるこのコスプレ、事の起こりはアメリカで、1960年代頃から開催されている「スタートレック」や「スターウォーズ」などのSF映画仮装大会であることをご存知だろうか? そして、このSF仮装大会に強く影響を受けた日本人関係者が企画を日本に持ち帰り、1970年代初頭、日本SF大会として
コスチュームショーを開催したのが日本におけるコスプレの夜明けであるとされている。
その後も、架空の人物に扮する行為という文化は、コミケの創世記や同人誌の即売会などなど、まともに生きている人々には到底知り得ることはできないであろう暗黒水面下で成長を続け、1990年代に入ると、『新世紀エヴァンゲリオン』の大ブレイクなどによりコスプレ人口は激増……、2003年にはコスプレサミットなる日本発世界発信的な大型コスプレイベントが開催され、あげくの果てには「日本が有する国民的文化」として外務省、国土交通省からのお墨付きを頂戴するというとんでもない状況になっているのだ。
とまぁ、ざっとコスプレについての定説をサラリと説明したわけだが、上記の定説には絶対的に足りないもの、重要な部分が欠けているのである。これは誰かの差し金なのか!? 当局の陰謀なのか!? とにかく、コスプレという文化を説明する上での定説からひとつの真実を隠そうとする動きがあるのはたしかなようだ。そして今回、その真実を……、当局から狙われる事を覚悟し、家族に遺書を残すつもりで、おもいきり暴露したいと思う。
コスプレという文化から抹消されたひとつの真実とは……、
水野晴郎だ。

「いやぁ、映画ってほんっとうにいいもんですね〜」――。水野晴郎(以下、閣下)である。OG世代では知らない者は多分というか、ほとんどいないであろう映画評論家であり、日本映画界史上屈指の超迷作「シベリア超特急シリーズ」をブチ撮った映画監督・俳優の、あの閣下こそが、コスプレという文化から抹消された真実そのものなのである。では、なぜ閣下がコスプレという文化から抹消された真実なのであるかを、微弱な電波に乗せて、自分勝手にまき散らしたいと思う。というか、写真を見てもらえばもはやその真実は明け透けに明らかなのである。
見てみぃ! このポリスな閣下を!! 生前、映画監督としてはどうかと思うが、映画解説にかけては右に出るものがいなかった閣下のもうひとつの顔、それがポリス(警察官)の研究家だ。男の中の男汁を搾り立てで感じる事が出来るポリスが大好きという閣下は、暇さえあれば世界各国に飛び、ポリスの研究に没頭していたという。そして、ポリスの研究が進む中、多分がまんならなくなったんだろうか、秘蔵コレクションのポリスグッズを身につけ、ポリスになりきり、最終的には自分をポリスだと信じてやまなくなってしまったのである。
さらに、男の中の男汁の搾り立てを感じる事が大好きだったポリスの研究家は、国際警察官協会の日本支部会長に就任し、アメリカでは保安官補(執行官)として活動してしまうという事態にまで発展してしまうから、その欲望成就への行動力には驚きっぱなしなのだ。
「コスプレ=扮する対象物になりきること」――。この行為を究極の域にまで高め上げた行き着く先、それが閣下なのである。ここからは推測であるが、当局が閣下の存在をひた隠しにしたかったその理由とは、閣下の自己満足で満たされた水野晴郎完全監修の至極のトンデモ本「THE POLICE」「American Police」「世界のポリス大百科」に隠されているのではないだろうか? とにかく、闇に葬られた閣下の真実を探るため、これらの本を検証してみたいと思う。


閣下の一変の曇りもないポリス愛の太い根を視覚のみだけで体感する事が出来る驚愕のコーナーが「American Police」に掲載されている“アメリカンポリスルック”だ! いったいどうやって手に入れたのかさっぱりわからないモノホンのアメリカンポリスの男汁臭漂う制服を多数コレクトしている閣下が、それらのコレクト制服を自ら身に付け、男汁を大放出させるという悶絶コスプレショー、スペースの関係でほんの一部しか紹介できないが、閣下の男に酔いしれるには十分だ!

「アメリカンポリスは風俗としてとられている」――と衝撃コメントが踊る閣下のポリスインタビューがこれまた熱いのだ。日本でポリスの研究家ってたったひとりでは? という質問に閣下は「ポリスに体当たり取材をして、そこで初めてポリスの真実を感じ、続けようと思った」と、まさに体を張った取材を敢行していたことを明かし、「アメリカンポリスを風俗としてとらえると、アメリカの姿を見る事ができる(ムフフ)」など、さっぱりわからない方程式持論を胸いっぱいのポリス愛に乗せて随所で爆発させるものだからたまったもんじゃない。
その後も、閣下の暴走は続き「最近はヤングの間での警察官に対する興味の盛り上りは大変なもの」と、いったいどこのヤングの話をしているか理解不能なコメントを、別の部分をもり上げながら話したかどうかは知らないが、とにかく盛り上りまくりなのである。
さらに、「人間のかっこよさとか、何より内側からほとばしる行動の熱気、それがポリス」と、自身の裏側の熱気が何なのかがバレてしまいそうなくらいのポリス愛を高らかと声にし、「ポリスの姿にお、人間の生命の原点を発見する」と大それたこと過ぎる珍言をブチ上げてしまうもんだから、もはやそのポリス愛の前に屈服するしか選択肢はないわけなのである。

アメリカのパシフィック・ウエスタン大学より「警察学博士」号を授与されるというバカ負け必至な経歴を持つ閣下なわけだが、その本格派志向は他の追随を許さないどころか、唯一無二化しているもんだから困りもの。映画解説者という生業にも関わらず、警察学校で警官の昇進に関わる本格的な講義を受け持っていたり、最近テレビで閣下を見ないなという時期には、なんと日本各地の警察た警察大学校、警察学校で講演しまくっていたというからたまらない。さらに、日本のパトロールカーのパトライトに、アメリカのパトカーが採用している散光式警光灯を採用するよう当局に働きかけたのは何を隠そう閣下だというからグーの根もでない。そのポリス愛から、警官役の仕事の依頼も多く、数々のドラマで、警察所長役を演じているのも天職であるとしか言いようがないわけである。
いかがだっただろうか? コスプレを究極の域にまで高めると、その行き着く先には必ず閣下のお姿があるという真実、ご理解いただけただろうと思う。なので、アニメキャラなどをコスプレする若いコスプレイヤーたちも、好きすぎて警察の内部にまで介入するという閣下の熱いポリス愛を見習って、そのアニメの制作にまで介入するだとか、それぐらいの域に、アナーキー&バイオレンスな愛をやたらめたらと暴走させて、コスプレでもって体現してほしいところなのだ。
ちなみに、閣下が生前、最後に見た映画は「ホット・ファズ 〜俺たちスーパーポリスメン!〜」である。
若きコスプレイヤーども、閣下の生き様に続け!!!