近はNHKの大河がけっこう話題になったり、 歴女なんてのが出てきたり、歴史ブームだよねー。ボクも歴史好きでした。学校のころは歴史の時間が一番好きだったくらい。だってロマンがあるんだものなー、邪馬台国はどこにあったか?とか、聖徳太子と法隆寺の謎とか、でっかい大仏作ったりたくさん戦があったり、いろんな武将が出てきては国を興したり、国を盗られたり、なんか作りものの物語なんか読むより歴史の教科書読んでたほうが面白いくらい。
最近では龍馬の影響か幕末や明治のこと語る人多いよねー。おそらく身近でリアリティーがあるのと、何より幕末や明治が明治維新や日露戦争というある意味「いい結末」があるからだろうなー。その点太平洋戦争から現代史のあたりはちょっと「いい結末」とも言えなくて歴史を語る人の口も重くなる。太平洋戦争の英雄を誇るのもなんとなく憚られる、かといって全く否定していいものかどうか?まぁそんなこと考えると語りにくくなっちゃうんだろうなー。でそんな現代史への飢えを補うように出てきたのがガンダムなんだろうな。言ってみればガンダムは戦前の日本(帝国軍)と現代の日本(連邦軍)の戦いだ。だから必ずしも帝国軍が悪者になっていない。シャアのファンはたくさんいるし、敵役ではあるけど人々はある美学のようなものを帝国に感じているよね。
そこらへんは宇宙戦艦ヤマトのデスラーも銀河帝国英雄伝説の帝国軍も同じだ。ドイツ帝国のスタイルをとりながらその先には旧日本帝国への複雑な思いが透けて見える。そりゃそうだよね、自分たちがあるのはその先祖のおかげだし、不幸な戦争だったけれどどちらかを一方的に悪とは言い切れない歴史の必然がある。この先どうなるんだろうなー様々な国がそれぞれ自分たちの歴史をつむいでいる。
チンギスハンはヨーロッパでは残虐な蛮族の王かもしれないが、モンゴルの人たちには英雄だ。日本の現代史はこの先どんなふうに落ち着いていくんだろうな?案外100年たっても英雄はガンダムだったりしたらオモシロイなー。荒唐無稽なフィクションがその国の歴史になる。でもそう言えば神話なんてのはみんなそうだよね?あり得ない物語だけど真実の一片を含みながらその国の人々の間に定着している。いいぞ、ガンダム神話になっちゃえ。古事記、日本書紀の次はガンダムだ!
■ OCNアートコラム「artgene.Plus+」
マンガとアートを行き来する、しりあがり寿の過去・現在・未来
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