究極の共存形態がニッポンで異国文化とパーティー結成 ボーダレスジャパン&シェアハウスとは何か!?外に出てリアルなオンラインコミュニケーションを体感してみよう!

世の中は今や国際社会! 街を歩けば外国人と顔を合わせるし、日本の観光地にも必ずと言っていいほど外国人の姿がある。「日本は単一民族の島国だからぁ……」などと言っていては社会の流れに取り残されてしまいかねない様相。とはいえ、外国人の知り合いなんかいないし、もっと言えば外国人と話すだけの語学力もない。大体が、英語で話しかけるなんて無理難題! 今回紹介するのは外国人と一緒に住むシェアハウスという暮らし方。都内23区で34棟ものシェアハウスを管理する「ボーダレス・ジャパン」の作内氏に話を聞いてきた!

ボーダレス・ジャパンって何だ?

ボーダレス・ハウス ボーダレス・ハウス

 都内23区で外国人と日本人が必ず一緒に暮らすことができる「ボーダレス・ハウス」を展開しているのがボーダレス・ジャパン。現在、35棟のシェアハウスを展開しており、およそ380人がボーダレスハウスで共同生活をおくっている。家賃は1人部屋のプライベートルームで6〜8万円、誰かと同部屋となるシェアルームで3.2〜5.5万円となっている。2年前からこの事業を始めたというボーダレス・ジャパン。わずかの期間で認知され、現在では9割以上の入居率を誇っているという。

 「日本にくる外国人と外国語を学びたい日本人を結びつけ、生活の中で異文化コミュニケーションを図っていく」。ボーダレスハウスのコンセプトをカンタンに説明するとこんな感じ。だから、ボーダレス・ジャパンでは入居に際し厳重な審査を行っている。実際にお部屋の内覧の際に面談をしたり、日本での所属先の確認、メールや電話対応などのコミュニケーションに対するモチベーションで審査する。世界最大のSNS「Facebook」を参考にするともあり、何とその審査で約2割の人は入居できないのだという。まず、入居できる年齢は18歳〜39歳まで。国際交流という意識を持った若者を応援するというスタンスである。さらにビザや身分証明書の提示を義務づけており、所属先が明確でない人も入居できない。また、シェアハウスは簡易宿ではないため、短期の滞在の場合もダメ。最低でも1ヶ月以上の滞在が条件になるのだ。そしてカップルや夫婦が同じハウスにも入れない。国際交流や異文化コミュニケーションを目指しているのだから、特定の人としか話さなくなるという状況を極力避けているわけだ。それも当たり前だろう。言語も文化も生活様式もすべて違う国の人が一緒に暮らすのだから、相手に対しての興味や関心を持てないようでは困るし、また偏見や固定概念で相手を見ても共同生活はやっていけない。ボーダレス・ジャパンでは、何よりも入居に対する審査に力を入れているのだという。

 つまりボーダレス・ジャパンとは「リアルなコミュニケーションの場」を提供しているわけだ。 外国人が好きなマンガTOP3 例えば、オンラインゲームで外国人とパーティを組むことだってあるだろう。コンタクトを取りながら、同じ目標に向かって協力していく。ボーダレス・ジャパンが行っているのはまさにそれのリアル版! 外国人とひとつ屋根の下に住み、「異文化交流」「語学の修得」といった共通の目標に向かって力を合わせる場を提供しているのだ。ボーダレスジャパンのシェアハウス事業部長である作内氏はいう。「コミュニケーションというのは常時接続なんです。何か言葉を発しないと逃げられないもの」なのだと。オンラインゲームなどの仮想コミュニケーションもすきだけど、そこから一歩踏み出して、新たなコミュニケーションの方法を模索してみないか!

シェアハウスの現状と来日外国人の問題点!

 シェアハウスとは、中長期間その場所で暮らすためのベースとなる住まいのこと。日本ではゲストハウスと呼ばれていたが、国際的にはシェアハウスという呼び名が一般的。ゲストハウスはバックパッカーなども1日単位で利用でき、さらにお金を持っていない日本人なども簡易宿として利用できるわけでいわゆる旅行者向き。そこに、住居形態のシェアハウスが登場したわけだが、こういった形態に住む人は近年急速に増加しており1995年には100人程度だったのが2007年には6千人以上の人が利用している。また、シェアハウスの8割が東京都内(またはその近辺)で運営されている。入居者では日本人女性の比率がもっとも高く、年齢構成は20代後半の社会人が主流。全体に占める外国人の割合は全体で見ると約3割程度だという。

ボーダレス・ハウス ボーダレス・ハウス

 こういったシェアハウス急増の背景には、日本にも本格的な国際化の波が本流となって押し寄せてきていることを表している。シェアハウスはもともと外国では一般的な住居の形式。他民族が同じ地域に暮らす外国では、ルームシェアをすることが文化として定着しているのだ。それが日本に根づき始めたということは、来日する外国人が増えてきたということであり、それを受け入れるインフラが徐々に整いつつあることを示す。そして、この流れは今後、急加速していくことが予測される。その中で我々に求められるものは、異文化としっかりとコミュニケーションをとることだろう。国際化とは異文化を知り、コミュニケーションを取ることなのだ。
 とはいえ、来日する外国人にとって、日本という国はまだまだどこか抵抗がある国のようだ。何より、一般レベルで外国人に慣れていないため、言葉の問題が立ちはだかる。外国人が望むのは、観光地を観光することではない。もっとその国に密着した生活様式を知りたいと願っている。考えてみて欲しい。外国人が普通の居酒屋に入ったらどうなるだろうか?  牛丼屋や立ち食いそば屋は?  外国人が好きな食べ物TOP3 言葉が話せないというだけで、彼らも入りたいのに入れない状況になっている。これは日本という国にとって、文化的にも経済的にも非常にもったいない事態だということは容易に想像できるだろう。
 この状況を打破するためにも、もっともっと我々が異文化に興味を持ち、リアルなコミュニケーション力を身につける必要がある。オンラインでのコミュニケーションに興じている場合ではない! 大きな流れに取り残されないためにも、率先して異文化を取り入れてみようではないか!

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