2008年9月23日(火・祝)、カプコンは東京の渋谷にある「Bunkamura オーチャードホール」にて、イベント「逆転裁判 特別法廷2008 秋 オーケストラコンサート」を開催した。本公演は2008年4月20日(日)に行なわれた、『逆転裁判』シリーズの楽曲を東京フィルハーモニー交響楽団が奏でる「逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート」のアンコール公演。会場規模は約1,800席から約2,100席に増え、さらに昼と夜の2回公演されるという人気ぶりだ。
前回はコンサートに加えて2009年春に発売される予定のニンテンドーDS用ゲーム『逆転検事』のお披露目がされたが、今回は「NEW逆転 NOTゲーム」と題された、シリーズの新展開も発表された。その模様を紹介しよう。
歌に踊りにラブロマンスも! 逆転裁判×宝塚歌劇
コンサートに先立ち、綾里千尋風の衣装で現れた司会者に促され始まった「NEW 逆転裁判 NOT ゲーム」プロジェクト発表会。まず会場が暗転し、スクリーンに「舞台化決定!!」の文字が表示されると会場からは悲鳴にも似た歓声があがり、さらに「宝塚歌劇」のロゴが表示されると会場は万雷の拍手で包まれた。
衝撃の映像に続いて、舞台には『逆転裁判』シリーズのプロデューサー・松川美苗氏と宝塚歌劇団の演出家・鈴木圭氏が登場し、新プロジェクトについて語った。まず舞台化のきっかけは、2年ほど前にカプコン内でゲーム以外に展開する新たなプロジェクトチームが発足した際に、チーム内に宝塚ファンがいたことから。そのスタッフによる同社開発統括本部長・稲船敬二氏へのプレゼンが通り、企画がスタート。扱うタイトルは自然と『逆転裁判』に決まったという。
一方、鈴木氏はゲームが好きで『逆転裁判』もプレイしており、舞台化については「音楽もシナリオも素晴らしいので、宝塚歌劇でやってみてもいい」と思ったとのこと。すぐに実現とはならなかったが、前回の「逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート」で「ファンの熱気と勢いを感じ」(鈴木氏)、プロジェクトとして本格的に開始したという経緯だそうだ。
舞台の内容については、主要キャラクターは御剣怜侍をはじめ、全員登場予定。また宝塚ということで当然歌や踊りがあり、ゲーム本編ではあまり強調されなかった、主人公のフェニックス・ライト(成歩堂龍一の英語版での名前)のラブロマンスも用意される。ステージ上の映像では「あなたは、愛する人を信じることができますか 信じ続けることができますか…」というメッセージが表示されただけに、舞台での重要な要素となりそうだ。
この舞台「宝塚歌劇×逆転裁判 特別公演“逆転裁判 -蘇る真実-”」は、2009年2月5日から2月15日まで宝塚バウホールで、2009年2月24日から3月2日まで東京で行なわれる予定だ。
スカーフと首もとの勾玉がどことなく綾里千尋を思い出させる司会のお姉さん
シリーズプロデューサーの松川美苗氏
宝塚歌劇団の演出家・鈴木圭氏
発表会の最後には、ビデオメッセージが上映された。稲船氏は「舞台化はカプコンにとっても、宝塚歌劇にとってもいい結果になってほしい」と歓迎の様子
フェニックス・ライト役の蘭寿とむ氏は、メッセージでひと足早くその姿を披露。真っ青なスーツ、逆立った髪の毛、そして「異議あり!」のポーズもキマっている
ファン投票で選ばれた楽曲も初演されたアンコール公演
発表会に続いて、いよいよ「逆転裁判 特別法廷2008 秋 オーケストラコンサート」が開始。ステージ上のスクリーンで展開する裁判長(サイバンチョ)や成歩堂、御剣、王泥喜、牙琉響也らの寸劇と、栗田博文氏が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団による演奏が交互に行なわれるという構成は前回同様。今回も8曲目の「恋するギターのセレナード」では、歌手の霜月はるか氏が登場し、ゲーム中でも重要な位置を占める楽曲を歌い上げた。
また、今回オリジナルの趣向として、事前に公式ブログで新曲のファン投票が行なわれていた。そしてこの投票で人気となった「糸鋸圭介 〜イトノコ刑事っス」、「宝月 茜 〜カガクの刑事」、「罪門恭介〜荒野のならず刑事」をメドレー形式にした「捜査官組曲」が初披露されている。
王泥喜法介 新章開廷
逆転裁判1〜3 法廷組曲
芝九蔵虎ノ助〜スウィンギン・ゼニトラ
ゴドー〜珈琲は闇色の薫り
大いなる復活〜御剣怜侍
―休廷―
逆転裁判4 法廷組曲
悪漢組曲
恋するギターのセレナード
捜査官組曲
綾里真宵〜逆転姉妹のテーマ
逆転裁判3 エンディング
大江戸戦士トノサマン(アンコール)
成歩堂 龍一 〜異議あり!(アンコール)
なお、コンサート中に『逆転検事』のプロデューサー・江城元秀氏、ディレクター・山崎剛氏、ゲーム内の楽曲を手がける岩垂徳行氏がステージに登場。2008年10月9日(木)から12日(日)まで開催される「東京ゲームショウ2008」で『逆転検事』の体験台が出展されることを明らかにした。シリーズファンはぜひ会場を訪ねて、舞台化とともに『逆転』シリーズの新展開となる新作に触れておこう。
■関連サイト
『逆転検事』ティザーサイト
http://www.capcom.co.jp/gyakutenkenji/
『逆転裁判』シリーズ公式サイト
http://www.capcom.co.jp/gyakutensaiban/